OKESAN 公的年金保険情報

公的年金および健康保険の社会保険関係の最新情報をお届けします。

世の中こういうこともある!

2005-08-05 13:00:24 | Weblog
○ギネスブックが「最高齢夫婦」と認定した米国の夫婦を2歳上回る夫婦が横浜市にいた。同市中区の五味与市さん(104)、かぞのさん(103)。世界記録塗り替えに向け、近くギネス社に申請する。

 2人が結婚したのは1933年。与市さんは東京都千代田区職員で、かぞのさんは看護師を辞め助産師に。子供3人に恵まれ、孫5人、ひ孫6人。現在は夫婦とも介護施設と長女の清松節江さん(65)宅を行き来する生活だ。2人とも食欲は旺盛で、ハンバーグやカレーを平らげることもある。


<解説>
 解説というか何というか、解説する必要もないのですけど、こういうことがあるから「年金は絶対ある程度の金額が必要」なんです。

 この与市さんは、明治生まれの公務員ですから、年金はべらぼうにいい(そこいらの中小企業の平均的サラリーマンの年収くらいもらっているはず、想像ですけど)。
 だから、100まで生きようが200まで生きようが、生活の心配はない。
 もし、このおじいさん夫婦が年金なしあるいはあってもごく小額だったらどうでしょうか?
 
 この夫婦は娘が65歳ということで、だいぶ遅くに生まれていますけれど、それでも娘も年金受給の年齢です。そんなに潤沢にお金はないでしょう。お金の工面が大変だったはず。
 一体、誰が面倒をみたんでしょう?

 孫? 
 いや、孫にじいさん夫婦の面倒を見させるのはちょっと酷。親の面倒をみるほうはある程度覚悟がある人は普通でしょうけど、祖父母となれば話は別です。
 
 年金があれば心置きなく長生きができる。

 もしこの夫婦が、90歳まで生きる前提で生活設計をしてたとしても、もうそれを15年ばか超えているのですから、年金が少なくて預貯金頼りだったら、明らかに数千万円の必要経費の不足になっていたはず。

 104歳までは行かなくても、95歳くらいまでいくケースはみなさんの周囲を見渡しても普通にあると思います。
 
 年金相談をすると、「私は早死に」「私は長生きしない」といわれるかたのほうが、長生きするつもりという風に言われる方より遥かに多いです。

 でも、早死にするシミュレーションと長生きするシミュレーションは両方考えておかないと絶対ダメです。