CAD製図基準(案)の主な改定点としては、次の項目が挙げられます。
1.SXF Ver.3の対応
CADデータ交換標準フォーマットSXFのバージョンについて、CAD製図基準(案)における対応が追記されました。
SXF Ver.2.0 レベル2以上を対象とし、CADデータの高度利用を目指した場合には、SXF Ver.3.0 レベル2以上を使用することができます。
ラスタファイルの使用について、SXF Ver.2.0 レベル2以上の場合には、従来通り1枚の使用でラスタファイルの命名規則も変わりませんが、SXF Ver.3.0 レベル2以上の場合には、複数のラスタデータを扱うことができ、その際の命名規則は今までとは異なります。
詳しくは、基準(案)を見てください。
また、クロソイドや弧長寸法は、SXF Ver.3.1 レベル2で利用が可能になります、SXF Ver.3.0 レベル2では使用できませんので注意してください。
2.レイヤの階層
レイヤ構成を3階層からユーザ定義領域を追加し、4階層にしました。
これは、土木CAD製図基準(案)(土木学会)や道路工事完成図等作成要領との整合を図ったものです。
※昨日の「SXF技術者検定試験の出題範囲」について、若干訂正しましたので見直しておいてください。