さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

さっちゃんとパパ ★ 3 ★

2008年06月22日 19時11分00秒 | 実家の想い出

帯ちゃんシリーズ、第三弾!

今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをします。

一緒に、喜怒哀楽などを楽しんでもらえたら、嬉しいです。

さあ~てと、父 (母)となられていらっしゃるあなた、まだ子供だよという

あなたや他の人の目には、此の娘っ子は、どんな風に映るでしょうか?

題して『 さっちゃんとパパ 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。

 

 

≪其の3≫ 兄妹(きょうだい)

 

 あたし、ちょっと可笑しなこと、気づいちゃった。

なんであたしは、パパ・ママって呼ぶようになったのかな?

どうひいき目にみたって、山でパパ・ママなあんてさ。。。

似合わへんやん!しかも着物着ながら、

パパ・ママなあんて、めっちゃ、アンバランス~!!

たぶん、昔、外国人のステラっていう子を預かったことが

あったからだと思うねんけど。



大阪のパパ・ママって言っていたんだって 

結構二人はハイカラさん(古ぅ~)だったのかな?

 

 

あとね、パパの口癖。

 

「おまえにはお兄ちゃんがおってんで~。

一人は生まれて4時間後ぐらいになあ、七面鳥みたい

色が変わってなあ~~、おもろかったで~。



(お、おもろがってどないすんねん!)

なあんてさ子供のあたしがいえるわけないけどさあ・・・ 

 

「最初赤なってな、すーと青なった思ったらみるみる紫色に

変わっていくねん。七面鳥やってさけんでもたわ。」

 

黄疸??・・って黄色になるねんねえ・・・??

 

「次の子は、大きい声じゃあ言われへんけど。

ちょっと目離したすきに、息してへんかってん。

 

えっ?それって事件?ちゃうのん??

 

もうひとりは、10か月生きてんけどなあ・・・

一人は、産まれてすぐ死んでもたんや。」

 

ちょっと~、なんでこんな話方するかなあ・・って

 

 

 

  嫌だった。

 

 

 

ちょっと、冷たくないのさっ!って思ったことあったよ。

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

でも、今は解るなあ。

あたしが変わりにいたから大丈夫になったんだ・・

あたしのために笑飛ばしてくれたんだ。

笑い飛ばせるようになったんだって!

だって、兄妹の話では、

あたしの前では二人とも決して涙を見せなかった。

 

 

 

 

結局、あたししか残らない運命だったんやねえ。

 

あたしはこのパパとママを幸せにしてあげなくては

 

ならない運命の子だったんかなあ~!!

 

 

 

 

 

 

あたしには、本当はお兄ちゃんが4人いたんだって。

 

 

 

images 

リックで大画像に

 

   つづく。。。

 

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