帯ちゃんシリーズ、第三弾!
今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをします。
一緒に、喜怒哀楽などを楽しんでもらえたら、嬉しいです。
さあ~てと、父 (母)となられていらっしゃるあなた、まだ子供だよという
あなたや他の人の目には、此の娘っ子は、どんな風に映るでしょうか?
題して『 さっちゃんとパパ 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。
≪其の3≫ 兄妹(きょうだい)
あたし、ちょっと可笑しなこと、気づいちゃった。
なんであたしは、パパ・ママって呼ぶようになったのかな?
どうひいき目にみたって、山でパパ・ママなあんてさ。。。
似合わへんやん!しかも着物着ながら、
パパ・ママなあんて、めっちゃ、アンバランス~!!
たぶん、昔、外国人のステラっていう子を預かったことが
あったからだと思うねんけど。
大阪のパパ・ママって言っていたんだって
結構二人はハイカラさん(古ぅ~)だったのかな?
あとね、パパの口癖。
「おまえにはお兄ちゃんがおってんで~。
一人は生まれて4時間後ぐらいになあ、七面鳥みたいに
色が変わってなあ~~、おもろかったで~。
(お、おもろがってどないすんねん!)
なあんてさ子供のあたしがいえるわけないけどさあ・・・
「最初赤なってな、すーと青なった思ったらみるみる紫色に
変わっていくねん。七面鳥やってさけんでもたわ。」
黄疸??・・って黄色になるねんねえ・・・??
「次の子は、大きい声じゃあ言われへんけど。
ちょっと目離したすきに、息してへんかってん。
えっ?それって事件?ちゃうのん??
もうひとりは、10か月生きてんけどなあ・・・
一人は、産まれてすぐ死んでもたんや。」
ちょっと~、なんでこんな話方するかなあ・・って
嫌だった。
ちょっと、冷たくないのさっ!って思ったことあったよ。
・・・・・・・・・・
でも、今は解るなあ。
あたしが変わりにいたから大丈夫になったんだ・・
あたしのために笑飛ばしてくれたんだ。
笑い飛ばせるようになったんだって!
だって、兄妹の話では、
あたしの前では二人とも決して涙を見せなかった。
結局、あたししか残らない運命だったんやねえ。
あたしはこのパパとママを幸せにしてあげなくては
ならない運命の子だったんかなあ~!!
あたしには、本当はお兄ちゃんが4人いたんだって。
クリックで大画像に