オーソレ、何それ?

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適当に書きつづります。

イランは風雲急を告げるか:核施設問題

2005-01-22 01:53:49 | 時事
ブッシュ大統領は、大統領の宣誓式を終え2期目に入ったが、このブッシュ大統領から「悪の枢軸」と名指しされた国の一つであるイランを巡り緊張が高まっている。以前からイランが保有している核施設は核兵器開発が目的ではないかと疑惑がもたれているが、本日チェイニー大統領はインタビューに答え「イスラエルがイランの核計画をつぶすために攻撃をかける恐れがあると」指摘した。もちろんアメリカ自身もイランに対してこの核施設が原子力発電を隠れみのにした核兵器開発計画であると非難している。

イスラエルは1981年にイラクを空爆し、建設中だった原子炉を破壊してイラクの核兵器の開発を阻止したことがある(オペレーション・バビロン)。イスラエルが核兵器を保有していることは公知の事実(このことにはアメリカはお構いなしである)であるが、核兵器の保有により中東での軍事的優位を保とうと考えている。イランが核兵器を保有した場合この軍事的バランスが崩れるだけでなく、イラクが将来小型核兵器を開発した場合、それを利用したテロも憂慮される。万が一中東で核兵器が使用されれば、人類最大の危機に発展することは想像に難くない。

中東での戦火は、宗教的意味合いからエスカレートする可能性が高い。例えば最終戦争という意味でよく使われる「ハルマゲドン」とはエルサレムの北方にある丘の名前であり、ヨハネの黙示録によるとこの丘に世界中の王が集まり、エルサレムと戦争を行った場所である。アメリカの一大政治勢力であるネオコンはキリスト教原理主義者が母体となっており、このような戦争に宗教観からイスラエルに肩入れする可能性も十分ありうる。

これに対してイランもアメリカに対して「過去の過ちを犯すべきでない」と警告している。
イラクの民主化も難航する中、ブッシュ政権はどこまで強引な外交政策を展開していくのだろうか。

イスラエルはイラン核施設攻撃の恐れ=米副大統領が懸念表明 (時事通信) - goo ニュース

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