オーソレ、何それ?

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適当に書きつづります。

中国は反日なのか(アジアカップ反日感情問題)

2004-08-04 22:46:38 | 時事
アジアカップの決勝戦は本当に日本-中国の対決となった。

日本政府は中国に善処を申し入れているようだが、どの道超アウェイで大ブーイングと大歓声の中でやらなければならないだろう。オリンピックでも明らかなようにスポーツはナショナリズムの発露であり、偏狭なナショナリズムと結びつくとこのように少しみっともない形になってしまう。もっともヨーロッパにも「フーリガン」がいるし、トヨタカップが南米とヨーロッパのクラブチーム対抗戦が、安全のため第3国の日本で行うようになったのが始まりであったし、中国だけに目くじら立てるのもフェアではないような気もする。

しかし西安の大学の事件もあったが、中国人の若者は「反日」がやたら多そうである。もちろんそうでない人間もたくさんいる。しかしやたらと人口が多いものだからたくさん集まるとみんな反日だという印象を受けてしまう。政府に対する不満の捌け口が反日という行動になっている、という見方もある。教育、非民主的体制など民衆よりは政府に責任がある部分もあるのだろう。

インターネットを始めたての頃、英語のチャットをやっていたことがある。アジア各国の人間と話す機会があった面白かった。印象に残っているのはよくも悪くも中国人だ。"I'm from Japan"というと"I hate Japanese!"といって一方的に会話を打ち切るのは決まって中国人だった。丁度教科書問題で反日感情が高まっていたことも影響していたのだろう。一方で「昔のことは我々には関係ない、これからは新しい関係を築いていきたい。」といってくれた中国人も何人かいた。

こんなこともあった。例によって歴史問題で絡んでくる中国人と議論をし、中国政府の天安門事件の非民主的行動を指摘し逆襲したのだが、そのとき私の側について議論に参加したのが別の中国人であった。ちなみに私は「日本は中国大陸を侵略し大きな被害を与えたのは事実だが、国家間の謝罪や賠償は既に済んだ話であり一部保守的な政治家や言論人の発言は個人的なもので、こういった発言の多くは賛成できないが、彼らの発言の自由は憲法で保証されている。」という立場である。

また一時中国の高校生がかなりの期間、週1回ぐらいのペースでメールをくれ、歴史問題や靖国参拝問題などについて意見を交換した。日本について批判的な意見ではあったが、真摯に自分の意見を述べている姿勢に好感がもてた。「大学に合格した」という知らせを最後に便りはこなくなった。

このように中国全てが決して反日ではない。この件で中国人全般に対する嫌悪感が日本に広まり日本国内で嫌がらせなどが起きないことを祈っている。

もちろん、アジアカップの日本優勝も祈っている。

サッカーアジア杯反日感情問題で中国側に善処申し入れ (朝日新聞) - goo ニュース

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