おじさんの一言

昨今の世、何かと驚くことが多いが、ポスト団塊世代のおじさんの呟きを聞いて欲しい。

トップの暴挙をなぜ止められなかったか

2015-07-25 08:17:51 | 日記
日本を代表する電気メーカーの東芝が揺れている。

現役社長を含め、過去の経営トップが不正の経理処理
を自ら指示していたことに対して責任を取って退陣した。

当然なことだろう。

経営トップが先ず最優先にリードしなければならない
企業のガバナンスを大きく踏み誤った。

自分の任期中のみ良い成果を出そうと不正な経理処理を
自ら指示し、誰にも文句を言わせずに押し通した。

周りを取り囲む上層部も誰も苦言を呈さなかったのは我が
身大切の保身のためだろう。

報道では企業風土もあったとのことだが、昔からそんな
会社だっただろうか?

以前にも小生のブログで書いたが、小生が以前に努めて
いた大手通信会社も同じような時期があった。

不正経理というような問題ではないが、各支社、支店の
トップに大幅な権限移譲し過ぎた為、当時の支社、支店の
トップがやりたい放題をやった。
誰も諌めるものが居ないのだから当然だろう。

その結果どうなったか?
中間管理者からいろいろと不満が出て来て、初めて行き
過ぎに気づいて方向修正したようだった。

東芝の例は投資家に対しても重大な背信行為だろう。
なぜなら、本来は大きな赤字を出していたであらう
時期に黒字が出ているという"ウソ"をつき、投資家
の投資判断を誤らせたからだ。

投資家は本来、もっと有効な資金運用ができた機会を
奪われたことになる。

株主訴訟を起こす話がでているようだが、投資家は
団体として訴訟を起こすべきだろう。
リスクをとって投資をしている多くの投資家に対する
配信行為を絶対に許してはならない。
トップの三人が頭を下げて"ゴメンナサイ"で済むと
思ったら大間違いだ。

残念ながら小生は東芝株を保有していないので団体
訴訟に参加できないが、応援だけはさせて頂く。





コメント
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