"見ているが見えていない"

川崎の中1男子が18才、17才少年に殺害された。

再三の暴力に対し、逃げるに逃げられず、
周りに相談すれば、更に暴力を振るわれる
状況だったようだ。

しかし、事件が起きた後に街角でのテレビの
インタビューに対し、中年のご婦人が言って
いた。「少年が暴力を振るわれていることは
十分推測できたのに周囲の大人は誰も声を掛け
てあげなかったのでしょうか」と・・

真さにその通りだと思う。家庭、学校の教職員、
同級生を含めた友達、警察関係者、近隣住民等
多くの目が異変を捕えていたはずである。

周囲を心配させないようにと優しい心遣いが
できる少年もいろいろな場面でSOSを発していた
ように思う。

でも誰も気付こうとしなかった。

現象は目に映っているが、自分の問題として
考え "どうしたんだ、苛められているんじゃ
ないのか? " と誰も声を掛けてあげなかった。

本当に悲しいことだ。夢と希望でこれから
羽ばたこうとしている13才の命は無残に散ら
されてしまった。

只々、合掌するのみ・・・