連休中日、久しぶりに隣町にある『おいし~い蕎麦屋』へ行った。
いつもの散歩道、川を横切り隣町へ入ると、のどかな田園
風景が広がる。
いい天気だ。庭先で野菜を売る農家が散在する農道を
ぶらぶらと歩くこと30分。
この30分がいいんだな。
におぶさっている…この虫
はなんだろう。
ブンブクチャガマ虫かな。
風がさやさやと吹いて、
なんと気持ちのよい季節
だろう。
不思議な花だ。一筋縄ではいかない花だ。
思索を要求してくるような気がする。
子供のころはキライだったけな。
なんであれが花なんだ?と思っていた。
小さい白百合が束になったようだ。
我が家には赤い曼珠紗華が群れ咲いているが、
ぶっきらぼうに伸びた茎と華やかすぎる花の有様が
不安定で、それが魅力だ。
おおお、新そばののぼり旗ですぞ!
歩いて来られる距離にこんないい蕎麦屋があるのは嬉しいね。
いまや蕎麦粉も殆どが中国からの輸入だと聞くが、ここのは違う。
北海道、山形、長野の契約農家から直だ。
しかも店主と農家との関係が密なところがいい。
季節の一品『牡蠣のてんぷら』!
写真のとおり、シソの香もかぐわしく
ふんわりした天ぷらはまったくしつこさを感じさせない。
だいたい我が家の食卓はあっさり系なので、最近は天ぷら
ですら「おお!しつこそう!」と腰がひけるようになってしまった。
これは余談だが、過日上の息子が健康診断の結果表を持ち、
怪訝そうな顔をして妻と話しこんでいたのだが、血液中の
脂肪分が少なすぎた…らしい。
「もうちょっとコッテリ系も食べようね。」と話し込んでいた。
というわけで、私も天ぷらで脂肪分を補給。
左:十割微粉そば 右:十割粗引そば
どちらも北海道で栽培された古代そば。
この微粉そばは、ちょっとお目にかかれないですぞ。
なんという香り…しゃきっとして…蕎麦の香りとともに
草原の香りがするのだあ。(気分はほっかいど~)
蕎麦湯もほどよく白濁しているので満足。
(透きとおった白湯のような蕎麦湯を出す店には、
行かないようにしている)
仕事が控えていたので早目の昼にして正解だった。
気がつけば待ち客が外に並んでいるではないか。
こんなにわかりづらい立地なのに、蕎麦好きはちゃ~んと
嗅ぎつけてくるんだな。
というわけで、長居はせずにご馳走様。
秋の農道をぶらりぶらりと歩いて帰宅。
私の半日休日はなかなか充実していた。
アシナガバチがせっせと
お仕事中。
蜜があるのかな?
蕎麦屋の店名は…
『志美津や』です。(←こっそり…)