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デザイナーの色メガネ

写真付きで日記や趣味を書く

続続・パン屋を巡れば

2006-05-22 22:40:00 | 謎の店、人、etc.

昨日は久しぶりに爽やかな五月晴れだった。

朝は優雅にお散歩。

_044_1 前にも紹介した公園。

ますます絵画的になって

いたのだ。

(世田谷区喜多見の小田急電車操車場の屋根

の上にある公園)

う~む、印象派だねえ。

そして午後は酒屋→パン屋さんというコース。

MG(車です)の修理が終わってやっと帰って

きたからこその休日の過ごし方だ。

改装をしていた赤堤のパン屋「オラン」

バケットが食べたくて行ってみたら、なんと

カフェになってしまっていた。

パン部門は店が別になったと店員が説明した

が、その場所を教えてくれないのだ!

「イトーヨーカドーのあたり…」とかなんとか

言葉を濁しまくるのだ!

「は~ん、きっとなんかゴタゴタしたんだな」

察しがついたがカフェの方は魅力なし。

仕方なく梅が丘までもどり、2年ぶりくらいかな

「パン・ド・ラサ」に行ってみた。

ここは開店当初から知っているが、オヤジさん

一人で作っていた時は良かったんだが、

弟子(かな?)を入れて、味もカタチもちょっと

落ちたんだよね。

_051 が、久しぶりの「玄米ブール」

とバタールは美味しかった。

ヨカッタ、ヨカッタ。

上の写真の左下の食品は珍しいピーナッツ

のテンペ。普通は大豆で作るベトナムの納豆

(臭いはない)のような発酵食品。

前回の記事に登場いただいた高橋丈夫さん

から届いたのだが、これがブールと合う!

もちろんトマトも高橋農場。

食糧を生産できない自分が、ちょっと情けなく

はあるが、シアワセな味がした。

あ、そうだ、梅が丘には「ラ・フーガス」という

いいパン屋もあるが、こちらはもう有名なので、

とりあげなかったので…一応、ご報告。

次はナントシテデモ「オラン」をみつけるぞ!


心意気の膳

2006-04-25 11:17:49 | 謎の店、人、etc.

先週の土曜日の夜は格別だった。

以前、私がロゴマークから店舗の内装まで

手がけた割烹料理店へ行った。

というか妻の誕生日を祝ってくださると、店主

からお招きいただいたのだ。

夫婦でやっている小さな店だが、店主の

心意気と仕事の確かさにはいつも瞠目させら

れ、学ぶことがたくさんある。

「自分の店で真剣勝負したい!」と決意した

Gさん(店主)の行動力はすさまじかったが、

それでもスンナリと開店したわけではない。

さすがのGさんも弱気になって、

「弁当屋からでも始めた方がいいのかなあ」

ともらしたことがあった。

私は彼の腕を信じていたので、かなり強く

反対してコース料理メインでいくことを押した。

この7月であれから10年が経つ。

土壁は渋い色になり、カウンターも飴色に

輝いている。

そしてなにより、いいお客さんが楽しんで

くださる店になったことが嬉しい。

       

次々と出される料理の中で、この一品が

この日ために創作してくださったもの。

湯葉と豆乳を会わせて葛でかためた湯葉豆腐

に甘海老、うに…山葵とつゆでいただく。

妻の好物ばかりではないか!

少し離れた席では、初老の夫婦が静かに

談笑している。

Gさんはマスコミの取材は一切断っている。

理由は「大切にしたいお客さんの迷惑になる」

からだそうだ。

ものめずらしいだけで来る人達が増えると

店の空気は明らかに変わってしまう、と言って

いたけれど、確かにそうだね。

そんな宣伝なしの店なのに、今やなんと昼でも

予約なしでは入れないほどだ。

私のブログで紹介するくらいは、たいして影響

もないと思うので…小田急線の経堂駅の近く

「四季八寸」…とだけ記しておきたい!


続・パン屋を巡れば

2006-03-10 23:19:46 | 謎の店、人、etc.

フ、フ、フ!届いたね、「麦幸」のパン。

この「麦幸」のことはチラッと、以前に書いた

ので、覚えてくださっている奇特な方も、

おられるかもしれない。(だと、ウレシイ)

知る人ぞ知るこのパン屋は、殆ど知られて

いない…謎のパン屋なのだ。

なぜに知られていないか…、

①人里離れた立地。

②ホームページどころか、電話番号も

  載せていない。

③看板すらない。

④やたらと定休日がある。

⑤雑誌、情報誌、その他に掲載されていない。

と、もう殆ど売る気がないような店なのだ。

ダガ!他のどこにもない「味」は、ちょっと

ショックな程おいしい。

_333

これが、その謎のパンの数々。

かれこれ5年ほど前、知り合い

の「寄せ植え」の展示会に

はるばる、あきる野市まで行った時に、

道に迷って、たまたま道を尋ねたのが、

この店だったのだ。

なんとも貴重なご縁でありました。

農道をくねくね入って行った所で、こんな所に

パン屋?!と驚いた。 ところが…、

私が道を聞いていると、いかにも常連という

お客が車で乗り付けて、ど~っさりパンを

買って行くではないか!さも嬉しそうに!

聞けば、午前中に殆ど売り切れるとか。

見得を張って言っているようではないし…で、

ためしに、残っていたロールパンを買ったのだった。

そして、驚いた!わけだ。

ここのパンの特徴は、「米麹」。

他の材料も吟味されていて、とにかく体を刺激

するイヤな味がまったくなく、溶けるように

おいしい。

ごまかしのない「味」なんだろうな、きっと。

私は宅配で届けてもらっているが、平に感謝!

興味のある方は、内緒でお教えします。

さて、今日のもう一軒は、「ラパン」

こちらは看板もある愛される街のパン屋さん。

久我山駅より北へ、徒歩5分くらいかなあ。

惣菜パンのパンも手抜きなし、で、いつも昼過ぎ

には売り切れ続出。

息子がこの近くの高校に通っていたので、

妻が見つけたのだ。

彼女は保護者会の度に、まずは「ラパン」に寄り、

注文をしては帰りにもらってきていた。

必ずアップルパイを買ってきていたっけ。

ちなみに「ラパン」はフランス語で「ウサギ、

それも飼いウサギ」のことだそうだ。

私はてっきり「ラ、パン」だと思って、えらく

安直ばネーミングだな、と思っていた。

そういえば、看板はウサギの絵だったね。

安直なのは私でした。失礼致しました!

今回は、「麦幸」に力が入ってしまったからな、

2軒にして…と、まだまだ続く、パン屋は巡る!


蕎麦は地酒と共に!

2006-03-06 23:22:38 | 謎の店、人、etc.

今日はオフ!の日だった。そう!安息日。

私のような仕事は、だいたいはっきりした休日

がない。土、日だろうが、打ち合わせもあれば、

資料集めもある。

だから、たまには自分に「今日はオヤスミ!」

と言い聞かせている。

で、その貴重な一日をどうしたか…というと、

以前から気になっていた謎のそば屋へ行く

ことにしたのだった。(私、蕎麦好き。)

なにやら辺鄙な所で、そばを打っている職人

がいるという情報を入手…気になるッ!

場所は西多摩郡。八王子の先。

中央高速を使えば、我が事務所からまあ

1時間ちょっとのはずだ。

近くになってから少し迷った。

なにせ、隠れ家のような庵なのだ。

しかし、大丈夫!そういう時こそ妻の出番!

もの凄いカンで、ピピピーッと見つける。

_302

さて、見つけたこのいかにも

知られたくなさそうな佇まい。

いいね~~。期待しつつ中へ…。_313

と、これまた物静かな

主人が挨拶に出て来て、

案内をしてくださる。(なんと、あとにも

先にも、店の人はこの主人だけだった)

あらかじめコースを頼んでおいたので、

あとは「酒」をきめるだけ!

ここが勝負!なんだが、この店は花丸

だったよ。

_306

ガラスの片口に入っている酒。

秋田の「白漠」という

純米吟醸の袋吊り、中どりの

なんとも馥郁たる酒!

手作り豆腐、蕗味噌もかぐわしく…。

妻はご機嫌!(ホント、酒好きなんだよね)

_315_1 穴子のそば寿司、鰈の

昆布〆も丁寧な仕事。

最後の蕎麦もなかなか!だった。

物静かな主人は、酒に造詣が深く、妻と

やけに話が合ってよくしゃべっていた。

妻曰く、「ご主人がいいね!中原中也に

似てるし…。」

そういえば、帽子をかぶればあの有名な

ちょっと童顔の中也に似ているなあ。

帰路の車の中で、ご満悦の妻は、

「今度は、どんなお酒を用意してくれる

かしら、中原さん…。」と、すっかり主人

を詩人にしてしまっていた。しかも、また

行くつもりらしい…。

「双柿庵」(「双」は旧漢字の方です。)

蕎麦と酒を静かに楽しみたい方には、

ひそかにお薦めします。


パン屋を巡れば

2006-01-08 09:34:34 | 謎の店、人、etc.

実は、私、パンが好き。大好物。

ゆえあって、今は五分搗き米と雑穀のご飯を

主食としているが、(これもなんともうまい!)

以前は週末ごとに、パン屋めぐりをしていた。

めぐったパン屋の数は…さあ、何軒になるだ

ろう。相当数のはず。

おかげでおいしいパン屋の見分け方も、独自

に体得できてしまった。

①主人の顔が良いこと。(これ、どんな店

  でも大事!)

②「このパンはどこにもマケナイ!」という

  パンがひとつはあること。

③従業員がせかせかしていないこと。

④間口より奥行きがあること。

⑤主人がお客の動向に注意をむけている

  こと。(主人の目つきでわかるよ)

まあ、その他、いろいろな嗅覚で探しだす

わけだが、あたった時の感動はひとしお!

さて今日は、久しぶりにペリカンのパンを

買ってきた。もう10年くらい前かな、仕事で

_146_1  浅草を訪ねた時に見つけた

 「パンのペリカン」は、実は

知る人ぞ知る老舗。食パンと

ロールパンで勝負する下町の気骨ある

パン屋だ。

菓子パン、惣菜パン、欧風パン、一切なし

で、いつも焼きあがるそばから、とっとと

売り切れていく!

このロールパンはバターロールではない

ところが、良い。さっぱり、しっとりとして

いて食べ飽きない。

しかし、もっと気に入っているロールパン

がある。ひそかに私は究極のロールパン

と思っているのだが、まだ、商いをして

いるだろうか。「麦幸」…、もし、この店を

知っている人がいたら、相当アヤシイ人

だと思うよ。(「ばっこう」と読む。都下)

本格派パンで、最近気に入って

いるのは、「オラン」。赤堤になる

のかな?あそこは…。

なんでも丸の内ユーハイムで修行

を積んだ、若手パン職人が焼いて

いるとか。長時間発酵のバケット等、

丸の内に引けをとらないうまさだ。

_136 最後にこれは、ちょっと

 おまけ情報。

 「トーホーベーカリー」

 三鷹にある元気印の

パン屋さん。とにかくやる気満々がパン

からも伝わってくる、楽しい店だ。

雪だるまパン、バランスがグッド!

子供と主婦には絶大な人気らしく、店頭

には、ママチャリがスゴイ!

いやあ、書ききれない、私の巡った

パン屋もパンへの思いも…。

ブログの記事、10回はパンのネタで

いけるぞ!