街ぶらも仕事なのだ！

今日は、仕掛かりの仕事の資料集めのため、
表参道へ行った。
まずは、青山ブックセンターへ…。

ここは、気に入っている。
なんといっても装丁の美しい洋書や、ここまで
こだわって作るか！というような書籍（殆ど
洋書）が並ぶ書棚を前にすると、酸欠から
開放されたように、元気になるのだ。

しっかり絞られた内容、それに合った装丁、
美しい写真、隅々まで緊張感のあるレイアウ
ト、計算された文字使い…。
あれこれと我が目と脳裏に焼き付けていると、
あっという間に時間が過ぎる。

後ろ髪をひかれつつ店をあとに、新しくできた
店舗をェックしながら歩く。
(そう、日頃の努力が大切なのだ！）

こんな私を、心ない家族は「街をぶらぶらして
いる」と表現する。
息子など「究極、とうさんみたいになりたいな、
ぶらぶらして、絵を描いて…」と言う。

そこを、フォローするのが妻だろ！と思うが、
ぜんぜんそうはしてくれない。それどころか、
帰宅すると、「どこぶらぶらしてたの？」だ。

しかし、家族はまだいい。
以前、取引をしている印刷会社の社長が、
たまたま神保町で、私を見かけたらしい。
（神保町も私のテリトリーのひとつ）
ある時、「この前、神保町をぶらぶらしてた
でしょ？」　と言うではないか。

仕事です！仕事！
と言いたかったなあ。