
前回のつづき。
次第に高度を上げ、山頂が近づいてくる。地面のシモバシラはいたるところで見ることが出来るがなかなか目当てのシモバシラがない。「大して下調べもしなかったしな~」と、半ば諦めかけた時、道端に転がる(?)白い物体を発見した。

これがシモバシラ。
シモバシラという植物の茎にある水分が凍りこのような状態になるようで、なんだか山菜の群生を見つけた時のようだった。思いのほかハッキリと分るものだったのでしばし観察。なんでこのあたりで良く見られるのかは分らないけどとりあえずの目的は果たせたので満足。そしてその少し先には高尾山山頂。

朝っぱらから大騒ぎしている学生さんがいたが、これも高尾山の風景。どうやら下山するようなので一安心。南の方角を見ると朝日を浴びオレンジ色に輝いていたので目を凝らすと…。

おおっ、江ノ島。そして向こうには三浦半島、さらに先の房総は鋸山だろうか。こんなに近くに見えるとは思っていなかったのでびっくりした。相変わらず登山客はほとんどいない。人の多いであろう季節の真っ昼間に登らなければこんなにいい場所なんだなぁ、と思いつつ景色を楽しんだ。
つづく。