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縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

簡略と誇張・・・遮光器土偶石笛

2017年11月07日 07時34分49秒 | ぬなかわヒスイ工房

縄文女子に人気の遮光器土偶オカリナを石笛化。

唯一、店頭販売して頂いている京都の「民族楽器コイズミ」さんでも、外国人観光客がお土産に買っていってくれるそう。

右がオカリナ、左が石笛

線刻部分を研磨するか未研磨のままにするかは悩み所だが、ブレのない均一な線刻なら未研磨でも恰好いいと思う。

遮光器土偶の実物は、表面にベンガラが塗られて赤く彩色されていた痕跡が残っている。

 

土と石では表現手段が全然違って、出土品を石で製品化する場合は簡略化と誇張が必須。
見た人がイメージを共有してくれれば成功だと思う。


最小限で本質を表現する工夫は、俳句に似ている。

どこまで実物と同じにして、どれだけ省略するのか?紙に描いたデザイン画では分からず、実際に作ってみないと駄目ですな。

 

もっとシンプルに、もっと大胆に、と縄文人(見習い)の苦悶は続く。