縄文女子に人気の遮光器土偶オカリナを石笛化。
唯一、店頭販売して頂いている京都の「民族楽器コイズミ」さんでも、外国人観光客がお土産に買っていってくれるそう。
右がオカリナ、左が石笛
線刻部分を研磨するか未研磨のままにするかは悩み所だが、ブレのない均一な線刻なら未研磨でも恰好いいと思う。
遮光器土偶の実物は、表面にベンガラが塗られて赤く彩色されていた痕跡が残っている。
土と石では表現手段が全然違って、出土品を石で製品化する場合は簡略化と誇張が必須。
見た人がイメージを共有してくれれば成功だと思う。
最小限で本質を表現する工夫は、俳句に似ている。
どこまで実物と同じにして、どれだけ省略するのか?紙に描いたデザイン画では分からず、実際に作ってみないと駄目ですな。
もっとシンプルに、もっと大胆に、と縄文人(見習い)の苦悶は続く。