沼隈郷土文化研究友の会

広島県東部に位置する沼隈町は古代より瀬戸内海の中央(ヘソ)に当たり、
その郷土からの情報発信です。

「亥の子」が回ってきました。

2009年11月08日 | 地域関連

「亥の子」は、里に寒さが肌に感じ始める頃、回ってきます。

今年は、その寒さが余り感じなくて日中は暖かい日が続いています。

「亥の子」が済むと、今日から家々にコタツが使えて、風邪等を引かないと

言われていました。

以前は、同じ地域に3ヶ所から回って来たものですが、

最近では、子供が少ないのか1ヶ所しか回ってきません。

しかも、子ども会が行うのではなく、各家々の親が付いて行う様です。


(子供の数が少なくなった亥の子)

「亥の子」は石で出来ていましたが、最近は鉄で行っています。

地域で3ヶ所の「亥の子」は大・中・小とあり、家々を回る道中で出会うと

「亥の子」を打ち合ってケンカをしたものです。

私達の地域の「亥の子」は、一番大きくて他の地域の「亥の子」を割ったものです。

「亥の子」を突きに回る時、歌を歌いながら回りますが、現在では差別用語と言われ

歌は歌わなくなっています。

是非、この様な「亥の子」の風習を続けていって欲しいものです。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
亥の子の風習 (鳳来)
2014-11-03 13:32:15
能登原人 さん

いにしえの風習も時代とともに薄れて行きます。

少しでも長く続く事を願っています。

今年の亥の子ももうすぐ廻ってきます。

亥の子が済むと、ヤット炬燵を出せます。
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歌は (能登原人)
2014-11-03 13:13:54
今でも歌は歌いながら石を突いていますよ(*⌒3⌒*)
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