惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

雨宿り

2011-08-26 20:45:18 | 日記・エッセイ・コラム
 正午に駅前まで出かけ、用をすませて帰宅。遅い昼食をとった後、ついでにもう1件、片づけておこうと思ってバイクで出かけました。すでに空には黒い雲が広がっていたのですが、市内なのでうまくゆけば降り出す前に帰れるのではないか、と。

 甘かったですね。
 午後3時に出先から帰ろうとすると、降りだした雨はすでにかなり激しくなっていました。5メートルほど離れたバイク置き場(屋根つき)まで行けば、レインウェアを着込むことができるのですが、雨を突っ切る気になれません。雨宿りを決め込みました。

 もともと雨宿りは嫌いではないのです。ボーッと雨を眺めている時間は好もしい。

 盥(たらい)を引っくり返したよう、というか、滝のよう、というか。かつてなら「篠突く雨」と形容された驟雨。地面にたまった水を打つ大粒の雨が水柱をつくり、王冠のようになって跳ね散ります。最初は垂直に降っていたのが、そのうち斜めに叩きつけ、水煙が視界を横切ってゆく。眺めていて飽きませんでした。

 東京、神奈川に被害を出した午後の大雨。結局、1時間、立ちっぱなしで眺め、ほぼ上がってから家に帰りました。が、その後でまた降ってきた。良い間に帰ったのかな。


羽化

2011-08-25 21:03:19 | 動物
 朝、階段の上の窓のところで何か動いていました。
 ナミアゲハ!

Namiageha1108 16日の日記玄関で見つけたことを書いたサナギが、9日目で羽化したのです。全体にかなり小ぶりですが、どこも悪いところはなさそう。
 家族全員で見送って、窓から外へ出してやりました。

 元気に飛びまわって、しっかり卵を産むんだぞ――と、書いてもオスかメスかわからないんですけど。

 それにしてもサナギの中で起こっている変態のドラマはどんなものなのでしょう? 想像しがたいものがあります。


秋水

2011-08-24 20:59:45 | 季節
 我が家での最高気温31度くらい。かなり暑くなりました。

 ということで、夕方は市民プールへ。
 プールの入り口には気温や水温が掲示されているのですが、午後4時現在の水温はたしか27.4度。1週間前のやたら暑かった頃、水温は31度を超えていましたから、4度ばかり下がったんですね。

 水に入ってみると、確かにひんやりします。この前までのぬるま湯のような水とは大違い。きれいに澄んでいることもあり、泳いでいて大変気持ち良い。
 夕暮れ時とあって、だんだん翳ってゆく入道雲をながめながら1000メートル泳ぎました。

 秋の水はいいなあ。


処暑

2011-08-23 21:16:54 | 日記・エッセイ・コラム
 関東地方に太平洋高気圧復活。最高気温ほぼ30度。
 とたんに夏のグッタリ感が戻ってきました。体は正直だなあ。

 上記のタイトルとは関係ないですが(いや、連想したのですが)、「処女航海」とか「処女出版」の「処女」という言いかたに代わる適切な言葉はないものでしょうか。使うのにどうも抵抗があります。(だいたい、意味合いは「処女」じゃなくて、「破瓜」か「初夜」でしょうが)

 普通にいえば、「初めて」「最初」の意なので、「初めて航海」「最初出版」で良いようなものですが、どうにも座りが悪い。「初めての航海」「最初の出版」にすると熟語っぽくなくて、お祝いの書き込みなんかに使いにくい。

 「初航海」「初出版」ぐらいで我慢するしかないのでしょうか。「初登頂」なんかは普通に使われますから。
 とはいえ、「処女峰」に登ることをこういうんでしたね。


道路は減らない

2011-08-22 21:32:27 | 日記・エッセイ・コラム
 今日も涼しい。とはいえ、昨日よりは2度ほど気温があがったようだ。

 夕方、ちょっと遠くのスーパーまで自転車で買い物に。
 その際、新しい大きな道を避けて、古い道を通りました。狭いので車が来ると危険ですが、あまり通らないので快適でもある。新しい道と古い道と、どちらを走るかの選択はむずかしい。

 で、走りながら考えたのですが、新しい道ができても古い道がなくなることはない。ひとつの道を考えても、広がることはあっても、狭められることはない。
 ということは、国内の道路の面積は増える一方だということになります。

 どれくらい増えているのだろう?

 総務省統計局のデータを見ると、国内の道路面積は1990年で約8000平方キロメートル、2008年(これが最新)で約10000平方キロとあります。20年弱で25パーセント増えています。
 このままの割合で増えつづけると100年後には30000平方キロを超えることになります。日本の国土(37.8万平方キロ)の10分の1近くが道路になってしまう。

 いっそ陸地は全部道路にしてしまって、みんな自動車で走りながら生活してしまえば……というSFがあったような。
 まあ、そこまではいかないにしても、国の主役が道路になる時代はいずれ来るような気がします。