甘かったですね。
午後3時に出先から帰ろうとすると、降りだした雨はすでにかなり激しくなっていました。5メートルほど離れたバイク置き場(屋根つき)まで行けば、レインウェアを着込むことができるのですが、雨を突っ切る気になれません。雨宿りを決め込みました。
もともと雨宿りは嫌いではないのです。ボーッと雨を眺めている時間は好もしい。
盥(たらい)を引っくり返したよう、というか、滝のよう、というか。かつてなら「篠突く雨」と形容された驟雨。地面にたまった水を打つ大粒の雨が水柱をつくり、王冠のようになって跳ね散ります。最初は垂直に降っていたのが、そのうち斜めに叩きつけ、水煙が視界を横切ってゆく。眺めていて飽きませんでした。
東京、神奈川に被害を出した午後の大雨。結局、1時間、立ちっぱなしで眺め、ほぼ上がってから家に帰りました。が、その後でまた降ってきた。良い間に帰ったのかな。