goo blog サービス終了のお知らせ 

オトコはつらいよ!? ~CNS 坂コーの独り言~

急性・重症患者看護専門看護師である坂コーの手探りなブログです。

このブログについて

はじめまして。 都内某大学病院ICUで働く専門看護師の坂コーです♪ 心にうつりゆく医療や看護に関する事をそこはかとなく書いていくブログです。 2019年4月からこちらにお引越し↓↓↓↓↓↓

英語論文の抄読会

2016-10-10 01:56:54 | 研究
少し前になりますが、 抄読会の担当をさせていただきました。
Critical Care Medicineという雑誌で今年の5月に出た論文です。
タイトルは「Conflict Management Strategies in the ICU Differ Between Palliative Care Specialists and Intensivists 」です。

今年の3月に大学院を卒業ましたが、英語論文はかなり苦手意識がありました。
しかし、今年の目標は「NOを言わず恥をかいても“挑戦”してみる」です。

担当の先生から3回の指導をいただきました。
1回目は全体を読んでみて分からなかったところを聞く会
2回目はスライドのアウトライン(絵コンテ)を作って分からないところを聞く会
3回目は完成版(?)を見てもらう会です。

不思議なもので、最初は全然理解できなかった文章が、何回もつまずきながら読んでいると少しずつ理解できてくるものです。
習うより慣れよといったところでしょうか。

感染症の大家である岩田健太郎先生が連載している毎日やろう、感染対策者のための英語講座 はとても参考になるので、かなりオススメです。

今回読んだ論文を簡単に説明すると、
シミュレーションでICUないで起こりうるEnd-of-lifeにある患者への自律尊重と善行無害の対立に対する緩和専門医とICU医師の関わりの違いを見ている研究です。
結果は、緩和専門医の方がICU医師より課題焦点型のコミュニケーションが有意に少なく、関係構築型のコミュニケーションが多い傾向にあるというものでした。

これってICUの看護師も参考にするといいんじゃないのかなって思います。
興味のある方は 抄読会のスライドを是非見てみてください。

気がつけば今年もあと3か月。。。
やり残しのないように頑張るぞーーー

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
看護 ブログランキングへ

【オリジナルスタンプ絶賛発売中】
** おだんごナース
**ノンちゃん英語のつぶやき
**子供かのんスタンプ(4歳児)
** おだんごナース(クリティカル・ICU編)

第12回日本クリティカルケア看護学会学術集会

2016-07-03 18:34:31 | 研究
先月、6月4、5日に自治医大で行われた「日本クリティカルケア看護学会」に行ってきました。

そこで、初めて学会発表というものを経験しました。
えーっ!看護師9年目にもなって今更??
とか言われそうですが…。
これから毎年発表できるように、活動していきたいと思います。

研究には、基本的な構成、流れがあります。
これは海外論文でも日本の論文でも一緒です。

まず、タイトルです。
英語ではTitleです。

「黒本」こと看護研究のバイブルには、
すべての研究報告にはタイトル(表題)をつけ、読者となろう人々に、研究の性格を示さなくてはならない。…従属変数や独立変数(または研究の中心となる現象)をタイトルに表現するべきである。また、研究の母集団を示すことも望ましい。しかし、タイトルは簡潔にするほうがよい。つまり、執筆者は、明確さと簡潔さのバランスを考えなければならない。…タイトルは、何が研究されたかを簡潔に伝え、研究への関心を喚起するものでなくてはならない。看護研究 第2版―原理と方法P629)」と書いてあります。

今回発表した研究のタイトルは
「ICUにおける看護師にとってのベットサイドの写真の意味」
としました。
明確で簡潔で関心を喚起するかなぁ…。

そして、研究背景(Introduction)、目的(Objective)、方法(Methods)、結果(Results)、考察(Discussion)、結論(Conclusion)という構成になります。

学会発表ではこれらの要約(Abstract)を事前に学会に演題登録して採択される必要があります。
登録をした後に、学会から修正依頼のメールが来て修正しました。


2016年1月31日締め切りが1週間延長で、2月7日締め切りとなり、修正依頼のメールが来たのが3月8日、採択のメールが4月13日でした。

学会は今まで数回参加していましたが、初めての学会ではとても勉強になることだらけでした。
著名な先生から連絡をいただき、貴重な研究資料を送っていただいたり、夜の飲み会ではネットワークの広がりを感じました。
今後学会に参加するにあたって、実践したいことは以下の4点!

 ・ただ参加するのではなく、自分で演題を出す
 ・勇気を出して積極的に質問をする
 ・質問をしてくれた方、質問をさせていただいた方と名刺交換をする
 ・夜の飲み会に参加する

こんなところでしょうか。

今回発表させていただいた研究は今年度中に論文化して投稿できるように頑張ります。
研究に協力してくれた方々や、研究から示唆されたことを生かしていくためにも!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
看護 ブログランキングへ

【オリジナルスタンプ絶賛発売中】
** おだんごナース
**ノンちゃん英語のつぶやき
**子供かのんスタンプ(4歳児)
** おだんごナース(クリティカル・ICU編)/a>