天皇(皇室)のご存在も、神道と同じく《日本史を通貫する、日本文明の一大要素》なので、この項でも時代別に9つほどの観点に分けて調べることになりそうです。
ⅱ 8社を比べる
① 索引「天皇」の有無と、教科書に記載されている天皇名のちがい
※上表:「索引に記載されているページ数」=索引語「天皇」の項に記載されているページの合計数。
※「記載されている天皇・上皇名」=上記も含めて、実際に教科書中に記述されているすべてのお名前の一覧。数字はそのお名前の初出のページ番号。(8つの教科書をめくって調べましたが、漏れを見つけた方は教えてくださいね)
「神道」と同じく、「天皇(皇室)」は日本文明の重要な、独自の(=世界の他の各文明にはない)要素。
その「天皇」を索引語に載せていない帝国書院と学び舎は、とうてい日本人のための教科書とは言えない。
※この編集判断は、世界の学問的常識からみて決して考えられないこと。 → だから、この現象は2社の単なる非常識やミスではなく、《価値的判断にもとづく確信的編集方針》としか考えられない。
~次回、②「仁徳天皇陵」の描き方のちがい:実物コピー~