おなかが膨れて、
午後の日差しを、窓越しに浴びながら、
またしても、うつらうつら・・・と、していました。
起きる寸前。
夢を見ていたようです。
まだ、あたまが、ぼう~~~ッとしてます。
どういうわけか、目が乾いてる感覚があって。
おかしいですよね。
寝てたってことは、目を閉じてたわけで。
目を閉じてたら、乾かないですもんね。
え?
私、起きたまま、寝てたの!?
「なあ、これ見てみ、おもろいで」
「・・・・・・」
「おいって。なんで返事せえへんねん!
・・・って。あれ?」
「・・・・・・」
「あ? なんやねんな。寝てもうてるやん」
「・・・Zzz・・・Zzzz・・・」
「おこたで寝たら風邪ひくって、言うてる本人が、これかい。
あかんで、おい!」
「・・・Zzzz・・・Zzzz・・・」
「ああ、もう。完ッ璧、熟睡してるやん。
何を、そんなに疲れてるんや?
昨日、何してた?
あ
まさか、な。あれっくらいで疲れてたら・・・」
「・・・Zzz・・・」
「せやけどこれ、ちょっと、むぼ・・、無防備すぎひん?
理性、無くしそうやわぁ。
あかん、あかん。
寝込み襲ったら、犯罪やん。
耐えろ、オレ。
毛布掛けてやらんと、肩口、寒そうやな・・・。
さっき、どっかに、ちっさい毛布、あったやんな。
えっと・・・」
毛布を取りに、こたつを出ようとする彼。
「いやや。行かんといて」
「へっ??」
「いややもん、ここにおってよ」
「起きてるんか・・・?」
彼女の顔を、まじまじと、覗き込む。
「寝てるやん。・・・って、寝言かい」
「離れたくないもーん! そばにおってよー!!」
「声、デカイな。叫ばんでも、ええんとちゃうか?
オレなら、そばにおるやん。
あ、寝言に返事したら、あかんのか」
「だって、好きやもん」
「いきなりやな。誰に言うてんねやろ?
オレ、違うかったら、けっこう、ショックやで、これ」
「ん~~・・・抱っこ」
「おいおい」
「いやや~。抱っこがええ。抱っこ」
「甘えたおしてるな。
こんなん、素の時でも、オレには言わへんやん」
「もっと、・・・・って・・・してよォ」
「え? 今の、聞こえんかったわ。
何してほしいって?」
「ギュウ!!って、し・て?」
「おいおい、あかんあかん!!
相手は誰や、おいっ!!」
彼は、思わず、彼女の肩を揺り動かす。
「・・・え!? なに??」
「おまえ、誰に、甘えてんねんッ!!」
「は?」
「オレにやって、そんな甘え方、せえへんのに。
誰に、抱っこ、せがんでんねん!!」
「ちょっ・・・え? え? 今のん、夢なん?」
「相手は、誰や!」
「ちょっと、待って。相手って」
「せやから!
あーッ! ええわ、もう!!」
実力行使。
彼は、彼女を抱きすくめる。
「おまえを抱いてええんは、オレだけやぞ?
せがむんなら、オレに、せがめや」
彼に強く抱きしめられて、彼女は。
え~? あれ、夢やったん?
だんだんと、目が覚めてきた。
でも、なんで、こんなに、ヤキモチ妬いてんの?
「オレが、ずっと、そばにおったる。
せやから、な? 他の男に甘えんのだけは、よしてくれ」
勘違いしてるんやぁ。あほやな。
え、でも、これって・・・?
これも、夢ってこと、ないよね。
「じゃあ、抱っこ。いっぱい、ギュウって、して?」
「なんぼでも、したる」
「私だけ、好き?」
「あったりまえやん。
大好きやで」
彼の腕の中で、
満足そうに、彼女は、微笑った。
すみません
白昼夢、でした。
午後の日差しを、窓越しに浴びながら、
またしても、うつらうつら・・・と、していました。
起きる寸前。
夢を見ていたようです。
まだ、あたまが、ぼう~~~ッとしてます。
どういうわけか、目が乾いてる感覚があって。
おかしいですよね。
寝てたってことは、目を閉じてたわけで。
目を閉じてたら、乾かないですもんね。
え?
私、起きたまま、寝てたの!?
「なあ、これ見てみ、おもろいで」
「・・・・・・」
「おいって。なんで返事せえへんねん!
・・・って。あれ?」
「・・・・・・」
「あ? なんやねんな。寝てもうてるやん」
「・・・Zzz・・・Zzzz・・・」
「おこたで寝たら風邪ひくって、言うてる本人が、これかい。
あかんで、おい!」
「・・・Zzzz・・・Zzzz・・・」
「ああ、もう。完ッ璧、熟睡してるやん。
何を、そんなに疲れてるんや?
昨日、何してた?
あ
まさか、な。あれっくらいで疲れてたら・・・」
「・・・Zzz・・・」
「せやけどこれ、ちょっと、むぼ・・、無防備すぎひん?
理性、無くしそうやわぁ。
あかん、あかん。
寝込み襲ったら、犯罪やん。
耐えろ、オレ。
毛布掛けてやらんと、肩口、寒そうやな・・・。
さっき、どっかに、ちっさい毛布、あったやんな。
えっと・・・」
毛布を取りに、こたつを出ようとする彼。
「いやや。行かんといて」
「へっ??」
「いややもん、ここにおってよ」
「起きてるんか・・・?」
彼女の顔を、まじまじと、覗き込む。
「寝てるやん。・・・って、寝言かい」
「離れたくないもーん! そばにおってよー!!」
「声、デカイな。叫ばんでも、ええんとちゃうか?
オレなら、そばにおるやん。
あ、寝言に返事したら、あかんのか」
「だって、好きやもん」
「いきなりやな。誰に言うてんねやろ?
オレ、違うかったら、けっこう、ショックやで、これ」
「ん~~・・・抱っこ」
「おいおい」
「いやや~。抱っこがええ。抱っこ」
「甘えたおしてるな。
こんなん、素の時でも、オレには言わへんやん」
「もっと、・・・・って・・・してよォ」
「え? 今の、聞こえんかったわ。
何してほしいって?」
「ギュウ!!って、し・て?」
「おいおい、あかんあかん!!
相手は誰や、おいっ!!」
彼は、思わず、彼女の肩を揺り動かす。
「・・・え!? なに??」
「おまえ、誰に、甘えてんねんッ!!」
「は?」
「オレにやって、そんな甘え方、せえへんのに。
誰に、抱っこ、せがんでんねん!!」
「ちょっ・・・え? え? 今のん、夢なん?」
「相手は、誰や!」
「ちょっと、待って。相手って」
「せやから!
あーッ! ええわ、もう!!」
実力行使。
彼は、彼女を抱きすくめる。
「おまえを抱いてええんは、オレだけやぞ?
せがむんなら、オレに、せがめや」
彼に強く抱きしめられて、彼女は。
え~? あれ、夢やったん?
だんだんと、目が覚めてきた。
でも、なんで、こんなに、ヤキモチ妬いてんの?
「オレが、ずっと、そばにおったる。
せやから、な? 他の男に甘えんのだけは、よしてくれ」
勘違いしてるんやぁ。あほやな。
え、でも、これって・・・?
これも、夢ってこと、ないよね。
「じゃあ、抱っこ。いっぱい、ギュウって、して?」
「なんぼでも、したる」
「私だけ、好き?」
「あったりまえやん。
大好きやで」
彼の腕の中で、
満足そうに、彼女は、微笑った。
すみません
白昼夢、でした。
馬鹿みたいなこと、考えてるでしょ?
もう、現実が辛ければ、ツライほど、
妄想劇場は、膨らんでます。
すばる君は、私を現実から救い出してくれる王子様。
これからも、彼らに、救われましょうね。