すばるに恋して∞に堕ちて

新たに。また1から始めてみようかと。

うつらうつら・・・と

2009-01-05 14:36:49 | 妄想のカケラ・ショートショート(日記入)
おなかが膨れて、
午後の日差しを、窓越しに浴びながら、
またしても、うつらうつら・・・と、していました。

起きる寸前。
夢を見ていたようです。

まだ、あたまが、ぼう~~~ッとしてます。

どういうわけか、目が乾いてる感覚があって。

おかしいですよね。
寝てたってことは、目を閉じてたわけで。
目を閉じてたら、乾かないですもんね。

え?

私、起きたまま、寝てたの!?










「なあ、これ見てみ、おもろいで」

「・・・・・・」

「おいって。なんで返事せえへんねん!
 ・・・って。あれ?」


「・・・・・・」

「あ? なんやねんな。寝てもうてるやん」

「・・・Zzz・・・Zzzz・・・」

「おこたで寝たら風邪ひくって、言うてる本人が、これかい。
 あかんで、おい!」


「・・・Zzzz・・・Zzzz・・・」

「ああ、もう。完ッ璧、熟睡してるやん。
 何を、そんなに疲れてるんや? 
 昨日、何してた?
 あ
 まさか、な。あれっくらいで疲れてたら・・・」


「・・・Zzz・・・」

「せやけどこれ、ちょっと、むぼ・・、無防備すぎひん?
 理性、無くしそうやわぁ。

 あかん、あかん。
 寝込み襲ったら、犯罪やん。
 耐えろ、オレ。

 毛布掛けてやらんと、肩口、寒そうやな・・・。

 さっき、どっかに、ちっさい毛布、あったやんな。
 えっと・・・」


毛布を取りに、こたつを出ようとする彼。

「いやや。行かんといて」

「へっ??」

「いややもん、ここにおってよ」

「起きてるんか・・・?」

彼女の顔を、まじまじと、覗き込む。

「寝てるやん。・・・って、寝言かい」

「離れたくないもーん! そばにおってよー!!」

「声、デカイな。叫ばんでも、ええんとちゃうか?
 オレなら、そばにおるやん。

 あ、寝言に返事したら、あかんのか」


「だって、好きやもん」

「いきなりやな。誰に言うてんねやろ?
 オレ、違うかったら、けっこう、ショックやで、これ」


「ん~~・・・抱っこ」

「おいおい」

「いやや~。抱っこがええ。抱っこ」

「甘えたおしてるな。
 こんなん、素の時でも、オレには言わへんやん」


「もっと、・・・・って・・・してよォ」

「え? 今の、聞こえんかったわ。
 何してほしいって?」


「ギュウ!!って、し・て?」

「おいおい、あかんあかん!!
 相手は誰や、おいっ!!」


彼は、思わず、彼女の肩を揺り動かす。

「・・・え!? なに??」

「おまえ、誰に、甘えてんねんッ!!」

「は?」

「オレにやって、そんな甘え方、せえへんのに。
 誰に、抱っこ、せがんでんねん!!」


「ちょっ・・・え? え? 今のん、夢なん?」

「相手は、誰や!」

「ちょっと、待って。相手って」

「せやから! 
 あーッ! ええわ、もう!!」


実力行使。
彼は、彼女を抱きすくめる。

「おまえを抱いてええんは、オレだけやぞ?
 せがむんなら、オレに、せがめや」


彼に強く抱きしめられて、彼女は。

え~? あれ、夢やったん?

だんだんと、目が覚めてきた。

でも、なんで、こんなに、ヤキモチ妬いてんの?

「オレが、ずっと、そばにおったる。
 せやから、な? 他の男に甘えんのだけは、よしてくれ」


勘違いしてるんやぁ。あほやな。
え、でも、これって・・・?
これも、夢ってこと、ないよね。

「じゃあ、抱っこ。いっぱい、ギュウって、して?」


「なんぼでも、したる」

「私だけ、好き?」

「あったりまえやん。

 大好きやで


彼の腕の中で、
満足そうに、彼女は、微笑った。









すみません
白昼夢、でした。











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2 コメント

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Unknown (ままちゃん)
2009-01-07 02:14:57
すてちな夢で{ハート}私も見たいですっ{ラブ}
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Unknown (のゆから、ままちゃんへ)
2009-01-07 10:37:01
遊びにきてくれて、ありがとう。
馬鹿みたいなこと、考えてるでしょ?
もう、現実が辛ければ、ツライほど、
妄想劇場は、膨らんでます。
すばる君は、私を現実から救い出してくれる王子様。
これからも、彼らに、救われましょうね。
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