夫が、自宅に戻ってきました。
とうとう、この日がやってきてしまいました。
夫の定年退職。
わずかながらの膳を整え、長女夫婦も顔をだしてくれて、
ささやかなお祝いはさせてもらいました。
夫が、この先ずっと家に居る。
ということの実感がわきません。
25年の単身赴任生活、うち5年は海外勤務。
夫は家に居ないのが当たり前でした。
おばばがとち狂っていても、
ひっきー息子がひたすら闇に包まれていても、
お姫たちのあれこれで、どれほど私が忙殺されていても。
ひとり、夫だけはマイペース。
いつしか、期待するのもやめてしまいましたが。
夫は夫で、なにか思うところがあったのかもしれません。
おばばの世話は自分がすると言っています。
ここまでの人生、仕事に夫を取られていて、
ようやくそばにいてくれるんだと思ったのに、
この先はおばばに夫を取られる生活の始まりなんですって。
どんな日々が始まるのか。
ものすごく、足元がぐらぐらしてる気がする(笑)
唯一。
娘夫婦が私にも「これで(おばばの)お世話から定年退職だね」ってプレゼントをくれて、私にも気を使ってくれたのは嬉しかったな。