ブリヤートとHighway Star(YouTubeの中の貂主の国)

以前、YouTubeで貂主の国的コンテンツを探す、という企画倒れの記事を書きました。
北方少数民族はおろか、まともな映像一つなかったような気もしますがあれからはや幾年。
いや、8ヶ月ですか。
その間にちょっとはコンテンツが増えたようで。

ハンティ・マンシの口琴
Mansi &Khanty Tumran (Vargan)
タイプ的にはアイヌのムックリと同類ですね。


そして今回お勧めなのが、Bugotakというノヴォシビリスクのバンド。
インタビューによるとブリヤートの血を引いているそうで、シベリアの
伝統的な音楽要素を盛り込んだ曲作りをしています。どんな要素か、というと
トプショル(Topshor)というドンブラに似た弦楽器、シャーマン太鼓、
ホムス(口琴)、そしてカルグラーという喉歌です。

ホーミーといえばTVCMでもおなじみのモンゴルの喉歌、倍音唱法ですが、
これと同様の唱法が広くシベリアに広がっています。その中に、高音を
伴うホーミーとは対極の、超重低音を伴うカルグラーという唱法があります。

なにより聴くのが一番なのですが、一言で言うと床下からいかりや長介さんの
一番低い声
だけが響いてくるような感じです。

トゥヴァのYat-khaというバンドはこのカルグラーを使ってパンクを
やっているのですが、初めて聴いたときにはかなり衝撃を受けました(^^;;
シベリアの伝統的な唱法でよりによってパンク。CDのタイトルもYenisei Punk
でしたからね。日本で言うとさしずめ「浪速メタル」でしょうか。

今回のBugotakは方向的にはこのYat-Khaと同じと言っていいかと思います。

YoutubeのBogotakのページ

お勧めなのはタイトルにもあるように、カルグラーでのHighwayStarのカバー。


まぁ、でもあえて言わせてもらえばYat-Khaの方がカルグラーの腕前は上のような
気がしないでもないです・・・こちらも機会があればどうぞ。


・・・とまとめるつもりでしたが、ふとYat-Khaを探してみたらいるいるさすがYoutube。
最初に聞いたのがその名も「Yat-Kha」というCDだったのですが、そこに収録されていた
お気に入りの曲「Dyngyldai」のミュージッククリップ(?)が。


Yat-Kha(Wikipedia)
amazonでも買えます→検索結果

トゥヴァと言えばフーンフルトゥとかが有名ですが、これについては有名すぎるのでこちらで。
カルタコム

※投稿してみたらYoutubeの再生画面の取り込みができないことがわかりました。
なので、嘘リンクです。だめだな、goo。
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