予約本

ここのところ、あいも変わらず北ロシアの古代?中世?の調べ物を信じられない位ゆっくりした速度で(笑)やっております。CPUパワーが仕事の方にあらかた持ってかれてるけど、電車の中位は!と思いつつ眠くていかんのんです。全然読み進まない。

そんな中にあってもお気に入りなのがN.A.Makarov氏。ベロオーゼロ方面の考古学の第1人者です。この人が出しているベロオーゼロ本は周辺一帯の500箇所近い考古学遺跡がリストアップされている上に英語の要約もあっていい本なのですが、最近氏が論文を発表されているクヴェンスコエ湖方面についてはスコープ外となっています。

クヴェンスコエ湖はスホナ川~北ドヴィナ川に続く、ザヴォロチェ地方への玄関口。その東北岸で発見されたMinino遺跡については是非詳しく知りたいところ。

さらに贅沢をいうならば、ヴェロオーゼロ一帯へのスラブ系住民の進出、特にノヴゴロドやロストフ地方とどのような関係のもとにどうやってきたのかを詳しく知りたい。

なんてことを思っていたら100%お誂え向きの本が出ることを発見。

The Archaeology of Medieval Novgorod in its Wider Context: A Study of Centre/Periphery Relations
版元(Oxbow社)のページ

なんだかドンピシャ感溢れる、私だけのために書かれたのではないかとさえ思える(笑)本ですね。おまけにCD付です。これは買うしかないだろうと思ったら出版されるのは11月なんですねぇ。遠い。待ち遠しい・・・

とりあえずamazonで予約を入れましたが、あと半年以上か。悶えるしか・・・

あと、ベルゲン大学で5,6年前に開催されたカンファレンスの論文が2006年に出版されたらしいのですが、こいつはまったく手に入りそうもありません。
' Utmark'
the outfield as industry and ideology in the Iron Age and the Middle Ages
Published in 2006, Department of Archaeology, University of Bergen (Bergen)
カンファレンスの目次(Wordファイル)
書籍情報
Makarov先生の論文もさることながら、スカンディナヴィア半島北部について面白そうな論文が集まってるんですけどねぇ。誰か参加した人はいないですかね・・・
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