サーミとイヌイット

「BÁIKI」というサーミに関する英語雑誌があることを今日になって知りました。

「BÁIKI」のサイト
The International Sámi Journal is a major English-language source of information about Sámi arts, literature, history, spirituality, and environmental concerns. It also covers news of North American Sámi community events.

サーミといえばスカンディナビア半島北部からコラ半島にかけて住んでいるものと
ばかり思っていたので、この雑誌の発行地がアラスカであるというのを知って
狐につままれた様な感じでしたが、サイトを読んで納得。

北欧から北米への移民の中にノルウェー人やスウェーデン人という括りで
入植したサーミが大勢いたのですね。全く知りませんでした。
数自体は北米へ流入した全人口からすると微々たるものでしかありませんでしたが、
サーミの人口に占める割合としては、現在5万人とも言われる北欧のサーミに対し、
3万人の子孫が北米で暮らしているというのですからかなりのものです。

イヌイトに対してトナカイの大規模飼養に技術を伝えるという役割を果たし、
今もなおその多くが北の大地アラスカやカナダに住むという彼ら。
同じ環極北地域の東西に最も隔たっていたサーミとイヌイットの意外な
つながりをもっと知りたくなりました。
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サーミとイヌイットの交流。 (ヨイク)
2018-04-23 00:24:32
イヌイットの人達がトナカイを飼育しているのはサーミ人から飼育方法を教わっていた事を初めて知りました。
サーミ人達は世界中の先住民族と交流があり北海道のアイヌとも、関係が深いみたいです。
サーミの少女を主人公にした映画「サーミの血」を必ず見るつもりです!
 
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