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落語家桂枝曾丸さんが扮する「和歌山のおばちゃん」というキャラクターがあります。
フレンドリーで親切でちょっと厚かましいおばちゃんはけっこう和歌山では有名です。
先日、和歌山城で桜を見ていたら、自転車をついた「和歌山のおばちゃん」そっくりな女性に声をかけられました。
「あんた、どっから来たんな。」
観光客に間違われているみたいなので、
「ちょっと大阪から。」
とついうそをついてしまいました。
「あんた、有吉佐和子って知ってるか。」
その女性は高校の国語の先生みたいなことを聞いてきます。
「あ、はい。読んだことあります。」
すると、すごくうれしそうな顔をして、
「うっとこ、有吉佐和子さんのいとこなんよ。」
と、いろいろ有吉さんのことを教えてくれました。
「娘も東京で小説書いちゃってねぇ。」
と言うから、
「ああ、玉青さんですよね。有名ですよ。」
と答えたら、
「あれ!そこまで知ってくれちゃあんの?うっとこへ来て、コーヒーでも飲んでいかんか。」
と誘ってくれました。
「すみません。次行くとこあるんで。」
と断ると、
「おおきによ。」
「おおきによ。」
「おおきによ。」
と何度もふりかえりながら、その女性は去っていきました。
狐に化かされたような気もちになって、家に帰って調べてみると有吉佐和子の母親は和歌山の名家(!)の出であると書いてありました。
でも、有吉佐和子さんがおばちゃんみたいだったら、もっと楽しい晩年を送っていたかもしれません。
ぜったい小説家にはなってなかったと思うけど。
フレンドリーで親切でちょっと厚かましいおばちゃんはけっこう和歌山では有名です。
先日、和歌山城で桜を見ていたら、自転車をついた「和歌山のおばちゃん」そっくりな女性に声をかけられました。
「あんた、どっから来たんな。」
観光客に間違われているみたいなので、
「ちょっと大阪から。」
とついうそをついてしまいました。
「あんた、有吉佐和子って知ってるか。」
その女性は高校の国語の先生みたいなことを聞いてきます。
「あ、はい。読んだことあります。」
すると、すごくうれしそうな顔をして、
「うっとこ、有吉佐和子さんのいとこなんよ。」
と、いろいろ有吉さんのことを教えてくれました。
「娘も東京で小説書いちゃってねぇ。」
と言うから、
「ああ、玉青さんですよね。有名ですよ。」
と答えたら、
「あれ!そこまで知ってくれちゃあんの?うっとこへ来て、コーヒーでも飲んでいかんか。」
と誘ってくれました。
「すみません。次行くとこあるんで。」
と断ると、
「おおきによ。」
「おおきによ。」
「おおきによ。」
と何度もふりかえりながら、その女性は去っていきました。
狐に化かされたような気もちになって、家に帰って調べてみると有吉佐和子の母親は和歌山の名家(!)の出であると書いてありました。
でも、有吉佐和子さんがおばちゃんみたいだったら、もっと楽しい晩年を送っていたかもしれません。
ぜったい小説家にはなってなかったと思うけど。
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