大峰山麓を歩く 金峯山寺蔵王堂

同じく世界遺産にして国宝、金峯山寺蔵王堂。




大峰の修行には吉野山から入る逆峰というコースと、熊野大社から始まる順峰というコースの二つがあるようです。




その間に七十五靡といわれる修行の場があって、そこで様々な行をしていきます。
時々テレビでも見る西の覗きと言われる断崖絶壁から身を乗り出させ、「親孝行をするか。」とやっているのも、そのひとつです。




あれを見ていて失敗して落っことしたりしないのかと思っていましたが、怖い話を読みました。
記録に残っている落ちた人は三桁に上るとか。
江戸時代には三年連続で落としてしまったこともあるそうです。




それにあそこから落ちると岩や木にぶつかってばらばらになってしまうので、仲間の修験者がそれをひろい集めるのだそう。
女人禁制なので、残念ながら私にはその機会はありませんが、興味のある男性はぜひチャレンジを。