悪役

なんかの記事で読んだ事があるが、最近は悪役として売りの俳優さんが不足気味なのだそうだ。
確かに私が知っている悪役さんも随分とご高齢となったりお亡くなりになったりで、ドラマや時代劇に迫力がなくなってきたような気が無きにしもあらず…
さて悪役の俳優さんたちといえば、私らの年代だとすぐお名前が浮かぶのが、天本英世さん（死神博士♪）、藤岡重慶さん（丹下段平♪）、潮健児さん（メフィスト＆地獄大使♪）、山本昌平さん、成田三樹夫さん、菅貫太郎さん、八名信夫さん、天津敏さん、山形勲さん、外山高士さん、佐藤慶さん、金田龍之介さん、田口計さん、河合伸旺さん等々。
あと大部屋俳優さんだけど、最近では通称「5万回斬られた男」の福本清三さんがけっこうお名前が売れてますね。悪の用心棒と言ったらやっぱこの方が第一人者でしょう。下の左の画像見たら、あぁこの俳優さんか～と思う方も多いんじゃないかな？ブラウン管（古い？）の中では怖さ満点、細身で切れ長の目つきが怖いけど、実際は穏やかな方なんですね。なんか面白そうだし、今度アマゾンでこの本を買って読んでみようかな。

前述の俳優さんたちが出てくると、ほぼ９割方は「あっ！あちらが悪者なんだ」と見当がつくのがワンパターン的で面白いけど、ときどき実は善人役だったという最後にどんでん返しもあり、そういう意味でも面白かった。
この俳優さんたち、そろいも揃って迫力と憎たらしさ満点ですね。でもネットやバラエティー番組などで素顔を拝見すると、善良で愛嬌のあるお顔立ちをしていらっしゃるんで、ちょっとビックリ。
そうそう、私らの年代のヒーローだったウルトラマンの黒部進さんやキャプテン・ウルトラの中田博久さん、すっかり板についた悪役さんだもんなぁ～。逆もある。黄門様の東野英治郎さんや西村晃さんは元々は悪役だったとか？元小悪党役の綿引勝彦さんなどは「天までとどけ」で、すっかり良きお父さんだもんね。おはなはんの樫山文枝さんのだんな様だったとは、そのときに始めて知った。
前述の外山高士さんはファンにはよく知られてるけど、サスケの父：大猿の声優さんでもある。
なぜか憎めない悪人の菅貫太郎さん、冷血そのものの成田三樹夫さんが若くしてお亡くなりになった時は、ちょっとショックだったなぁ。お二人とも東北出身。それと天津敏さん、巨悪で迫力満点の俳優さんだったけど、この方も若くして急逝されたよなぁ。宮城県桃生郡出身で同じ高校の大先輩でもあった方でした。