金魚の眼鏡は百色眼鏡

死して屍拾う者なし。三十路の生き様とくと見やがれ。

ついに壇ノ浦!

2005年09月04日 21時05分01秒 | ドラマ感想
 いやあーさすがに今日は見ごたえありましたな「義経」。平家の女たちがちょっとのんびりしすぎてるような気がしましたが、昔の船戦って案外こんな感じだったのかも。

以下箇条書きで。

 ・最初は距離があるから弓矢での戦いになるのはわかるんですが、あまりにも「矢を受けた下っ端兵士がもんどり打ちながら海に落ちるスローモーション」が多すぎ(苦笑)普通のスピードでばんばん落ちてく兵士を見せたほうが大量虐殺っぽくて戦の雰囲気は出たかと。
 ・平氏と源氏の舟の区別がつかなさすぎ(苦笑)もちっとなんとかならないかったものでしょうか。
 ・知盛と義経が切り結ぶシーン、義経の郎党が知盛を防ごうとして砂金の詰まった袋を投げ、知盛がそれを両断して砂金が散る演出はよかったっす!キレイでした。
 ・義経の八艘飛びがなんだか「タッキー&翼」のライブパフォーマンスみたいになってます。宙返りはせんでええ、宙返りは。
 ・何故か突然兜を外す知盛。そして唐突に始まる幼い頃の回想シーン。さあここで二人の最後の決戦か!と思ったらカメラは平氏の女性陣へ。って知盛キターーーーーーー!!ちゅーことはさっきの対決あれで終わりかい!!めっちゃ残尿感あるわ!!!
 ・ゴマキのやりたかったことがようわからん。「白布かぶって姿を見せる」→「源氏が射掛けなくなる」っていうのはわかるんですが、そこで源氏方がゴマキを助けに来たら、女性陣がいっせいに生け捕られるのでは。それとも引きつけたところで平氏の兵に倒させる気だったのか。それにしても危険すぎる賭けじゃ・・・
 ・覚悟を決めてざっぱんざっぱん入水していく女性陣。衣の裾を矢で縫いとめられて入水できず、もう飛び込んだ女性陣に向かって「お待ちくださいー!」と泣き叫ぶ戸田菜穂(役者名かよ)これみんな思ったと思うんですが、矢を引っこ抜くか衣を引っ張って破るか、思い切って一枚脱ぐかしたら簡単に入水できたと思うんですが。私、昔から戸田菜穂って大嫌いなんですが、ますます嫌いになりました(笑)
 ・義経も「なりませぬー!!思い止まりください!!」とか泣きながら叫んでるヒマあったらとっとと船寄せて引き上げろよ。
 ・史実では入水した平家の女性陣は長ーい髪と衣装が空気を含んでいるためなかなか沈まず、かたっぱしから熊手に引っ掛けられて引き上げられたそうな。逆に言うと、沈んだのは二位の尼(松坂慶子)と安徳天皇くらい。さすが清盛夫人、根性入れて沈んだと見えます。
 ・小泉孝太郎の扱いが軽すぎると思う_| ̄|○ものすごい奮戦して、最期も見事だという設定なのに・・・一瞬だった・・・・_| ̄|○
 ・宗盛(鶴見辰吾)もちょっとわかりにくかったなあ。あれ、本人がビビッちゃって飛び込めなくて、郎党や息子が平氏の御大将に恥をかかせられないってんでみんなで寄ってたかって海に放り込むんだよね(笑)だけど泳ぎの達人だったから生き残っちゃったという・・
 ・知盛は徹底的にかっこよかったですね。惜しかったのはあの「見るべき程のことは見つ」が現代語訳されてたこと(--;)源氏に引き上げられるのを恐れて碇抱いて沈んだのも古典に忠実でした(「碇知盛」ですな。「平家物語」では鎧を二枚重ね着して、部下と手を取り合って入水します)。しかし惜しかったのがこの碇がどう見ても発泡スチロール_| ̄|○(冒頭で弁慶が敵の舟に放り込んでいた大岩もどう見ても発泡スチロールだった・・・)せめてライダーや戦隊くらいの小道具使ってほしかったです・・・
 ・これ、二週連続でやってもよかったんじゃ・・・今週だけか・・惜しいなあ・・・

 早く重衡が観たいです。(結局それか!!!!)


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