ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

北京故宮博物院200選展@上野国立博物館平成館

2012-02-01 13:27:29 | 美術

古書店でこれを買ったら


これをいただきました。

1000円の買い物で1500円のおまけです。
寒い日が続いて、お出かけする気が起きなかったのですけれど
1月も終わろうとしているので、
重い腰をあげました。

上野に着いたらもうお昼でしたので、
まず腹ごしらえです。

 
子規の句碑をみて球場を通り越し・・。


秋に食い倒れた「韻松亭」の桜の間でランチです。


明治8年の建物というだけあって、
建具など年季が入っています。
雨戸がなくて、ガラス戸の内側に障子があるだけ。
軒もあまり深くないので、
台風のときなどは大変らしいです。 


上野公園の桜が眼下に見えるこのお部屋は
シーズンは予約でいっぱいだそうです。


あら?
この間のお部屋から見た中庭でしょうか。
お水を飲みに小鳥が訪れています。


三段壺弁当。
漆器の壺がシックです。
テーブルは信綱先生の文机サイズ。


重なった壺を開きました。
楽しいお弁当です!

  
湯葉のお刺身、お豆腐がおいしかったです。
家ではとてもこの品数は作れません。
さすがプロの技~。


食器も古いものなのでしょうか。
金継ぎしてあるのが渋いです。


お腹もいっぱいで博物館に向かう途中、
動物園前にこんなポストが!


うむむ・・記念スタンプが押してもらえるらしいです。
今度、葉書を持ってこねば。

 
いいお天気です。

 
混雑の表示はありましたが、行列はないようです。
都心でもまだ雪が残っているのですね。

北京故宮博物院200選展。

スタッフによる1089ブログが面白く、お薦めです。
国外初公開と噂の高い「清明上河図」もウェブ上で見られちゃいます!

「清明上河図」本物は先月のうちに帰国してしまって、
ノイバラが見たのはレプリカだったのですけれど、
画面が全体的に茶色くて、色もはっきりせず見にくかったのです。
描かれた当時はもっと見やすかったのでは・・。

それで、見やすいパンフレットはないかと探したのですけれど、
中国語のものしかなくて・・(和訳してっ(´;ω;`))
がっかりして帰ってきたので、
ウェブ上で見られるのは嬉しいですっ。

書の展示が圧巻。
書に素人の私でさえ、思わず引き込まれてしまう
力のこもった作品群でした。

工芸では、堆朱(ついしゅ)、琺瑯(ほうろう)、
皇帝の袍の龍などの刺繍が見事。
アクせサリーも見事で溜息が出ます。

絵画ではイタリア人宣教師が描いた「乾隆帝像」がリアルでカラフル。
「康熙帝南巡図巻」は康熙帝が
湖南地方を視察した様子を描いた絵巻物ですが、
これは素晴らしいです~。

北宋時代の「清明上河図」の清朝版ともいうべき画です。
河川の風景や人々の暮らしが生き生きと描かれています。
随所に明治大正時代の写真が展示されていて、
明治36年、揚子江を遡った信綱の旅が思われて楽しかった!
地理に弱い私ですが、偶然にも前日、
湖南の地図を確かめていたので、
親しみが持てました。

いただきもののチケット、馴染みのない中国のもので
あまり期待していなかったのですけれど、
とても楽しめました。
中国のお宝はもっとすごいのではと思いますが、
今回はその一端を垣間見ました。

音声ガイドを借りたのですが、
松平定知さんの声はこのナレーションに
向いていなかったと思います。
ちょっと残念。


じっくり見たので、もう閉館時間です。

 
きれいな夕日です~。

 
池の夕焼け。

前日たくさん揚げた豚カツが残っているので、
お夕飯はカツ丼だぁ!
帰りは東京駅から爆睡して帰ったのでした・・。
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