ノイバラ山荘

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感謝状

2022-07-01 11:09:33 | 日常
みなさま、こんにちは(^ω^)

朝6時に28℃でスタートし、もうすでに10時で外気温33℃。
38℃まで上がる予報です。
今日で猛暑日が1週間続くことになります。
いかがお過ごしですか。

タイトルの「感謝状」って何だ、って思われた方、こちらです。


病院帰りのお茶屋さん「金子園」で買いました。
一辺10センチほどの袋の中身は煎茶ティーバッグです。
このキャラは「みたらしちゃん」というらしい。
よく見ると尻尾がみたらし団子風になっている、三毛猫です。
こう書いてあります。

  感謝状

あなたのこれまでの
多大なるやさしさや
親切に感謝の気持ちを
贈ります

夫にはいつも何かをしてもらうたびに
「ありがとう」と言っていますが、
これを渡したら喜んで、箱に入れてテーブルに飾っています。

私は近年、賞状をいただいたけれど、
そんな私を支えてくれる夫には
賞状がないのです。

昔、幼稚園の息子にもらった
「おかあさん ありがとう」と書いてある
お花の折紙みたいなものですね。
今でも大切に引き出しにしまってありますから、
夫の気持ちはよく分かります。

病院は術後1ヶ月の診察でした。
いつも術後ケアに行っている近くのクリニックとは違い、
手術を受けた病院は地域の拠点病院で、
クリニックから紹介されたのです。
1ヶ月ぶりの電車が怖いノイバラのため、
猛暑日の午後付き添ってくれて、
その帰りの買物の荷物持ちまでしてくれて、
二人で大汗かいて帰ってきました。

手術後の検査の結果は術前の見立て通りで、
これからの治療方針を告げられました。
3月末に病気が見つかってから、
何でもありませんように、という
淡い期待とは逆方向の結果ばかり聞かされていたので、
本当にうれしかったです。

傷の痛みはまだ続いていて、
寝たり起きたりの生活ですが、
有難いことに家事は何とかこなせるので、
相変わらず宅配と夫の買物に頼った「奥様」生活です。

動かないにも関わらず体重は減っているので、
傷の回復のためにエネルギーを使っているのでしょう。
動かないので筋肉も落ちたのか、
皮膚が余って体中シワシワになっています。

・尺取がみごとに我の腕を計る しわしわは何の木に似てゐるか
                 石川不二子『ゆきあひの空』
この歌を思い出しました。
尺取の「取」、歌集では「獲」の獣偏が虫偏になった字になっていますが、
石川不二子さんにサインをいただいた時に
書いてくださったのはこの「取」でした。
74歳で上梓された歌集の最後から2番目の歌ですので、
70代の歌であると思われます。
この1ヶ月で私の体は10歳年を取ってしまったのですね。

幸い、パソコンは体を動かさず傷も痛まなくてすむので、
気分がいい時はベッド脇のパソコンに
向かうことが多いです。
こんな時にと思いますが、〆切があるので、
語彙研究の原稿を仕上げねばなりません。


歌集『山と水と』はこんなに素敵な表紙です。
横山大観の画、安田靫彦の題簽です。
箱もカバーもなく、使っているうちに
裏表紙がもげてしまった悲惨な状態ですが、
表表紙と裏表紙がつながって1枚の画になっているの。

息子の死から8ヶ月後に始めた語彙研究、
コロナにも負けず、図書館閲覧制限にも負けず、
ほぼ4年にわたる共同研究が終わろうとしています。
あと少しです。
研究会の発表ではあたたかい助言を
たくさんいただいたようです。
こんな状態ですので、
今すぐに生かせないかもしれませんが、
これからの力にしていきたいと思います。
どうも有難うございました。

どうぞ皆様も御身大切にお過ごしくださいね。



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