ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

『くまとやまねこ』

2010-06-03 13:16:46 | 文学
このところ、ふらふらとお散歩に行っては、
本屋で立ち読みをしているのですが、
本に泣いて、思わず購入してしまうのです。


今日は絵本『くまとやまねこ』でぼろぼろ泣いてしまいました。
顔がぐしょぐしょになったので、あわてて拭いてレジへ。

死や別れによって愛するものを失ったとき、
他からのなぐさめは何にもならず、
悲しみにこもってしまいますが、やがて
少しずつ、心を開いたときにまた出会いが訪れるのです。

大好きなことりをなくして悲しみにくれるくまが、
立ち直ってやはり大切な相棒を失ったやまねこと
ふたりで旅に出るまでを、ていねいに描いてあります。

『ビロードのうさぎ』の酒井駒子さんの挿絵が
あたたかくて心に沁みるのです。




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2 コメント

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ああ~~~ (yuuko)
2010-06-04 09:43:34
私も泣いてしまいそう・・・

愛するものを失った時 内側からの回復を待つしかないのでしょうね
外側からのどういうことが慰めになるか それを知りたいです
きっといつか分かりますね
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慰め (ノイバラ)
2010-06-04 20:39:18
かなしみを癒すのは自然かもしれません。
しかし、自然すら、悲しみにくれているときには
受け入れることができないのでしょう。

では・・時間でしょうか。

私にもわかりません。
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