カルテ開示（３）

０５’１月１４日経肛門的イレウスチューブも入らず、ひたすら、オットットが中国出張より帰国するのを待つ日々。

自分では一生懸命我慢してなるべく迷惑をかけないようにしていたつもりでしたが
カルテの看護記録を読むと結構、泣き言を並べていました・・・
文字にすると「あら、これって我が儘だったかしら、もうちょっと素直に従えよなぁ」なんてことも発見。
看護師の皆様本当にありがとうございました。
例えば
＞腹痛を我慢すると身体によくないと説明する。トイレ歩行時足取り重く、苦痛そうであるが鎮痛剤は拒否される。＜
せっかく、心配してくれているのになんたる態度！すいませんでしたねぇ。

１８日、帰国したオットットと共に告知を受けました。
同席の看護師さんの記録には
＞終始、落ち着いて聞かれていたが、病理の結果を言われた時は「はー」と思わず声が出て、ショックを隠しきれない様子であった。＜
冷静に受け止めたように装ったつもりだったけど、やっぱ、バレバレね・・・

オットットだけに追加説明。
＞直腸の進行癌であり、腹水も出てきているので、予後については厳しい。食事も摂れないので人工肛門を作成した上で化学療法を考えている。腫瘍そのものを取れるかどうかは開腹しないと判断できない。来週の手術予定である。腸閉塞になった場合は、鼻から減圧チューブを入れて対応をするが、場合によっては緊急手術となる可能性もある。＜
これを聞いたオットットはアメリカ留学中の息子を呼び戻しました。
それでも、私には暗い顔や心配顔は見せませんでした。
翌日にはオットットの会社社長にも説明してもらっています。
以前にも書きましたがこの社長は奥様を癌で亡くされており、オットットにとっては
精神的に大きな支えになっていただけて感謝しています。

２３日の看護記録に
＞「手術まであと５日、早くしてほしい、早くとってほしい。」と泣きそうに話される。＜
そんな、情けない顔したんだぁ。
この頃、痛みも激しく、痛み止めやホットパックでしのいでいました。
「早く手術になって、死ぬんだったら手術の時に逝かせて」と一生懸命祈っていましたが、祈りが通じたのか手術室が空いたとかで翌日に手術してもらうことになりました。

ｔｏ ｂｅ ｃｏｎｔｉｎｕｅ

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なんか、落ち込む話題なので美味しい写真でもしておきましょう。

近くの和菓子屋「薫々堂」の「もちパイ」。トースターでちょっと温めると、なお美味しい
　　　　　　　　　　　

晩ご飯にタマゴシェフの作った舞茸とソーセージのクリームペンネ
二日続きのイタリアンでした。
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ごちそうさまでした