舟川柔道塾 塾長のブログ

舟川柔道塾の塾長である舟川 操が柔道への思いや柔道の極意を綴ります。

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なわとび名人になる秘訣

2014年11月05日 | 極意
月曜日がお休みだった振替で、野原学園柔道教室の園児の部です。
なわとびで、二重跳び、三重跳びが上手にできるために、ジャンプ1回たたき、ジャンプ2回たたき、3回たたきに挑戦します。


ジャンプして手を叩く動作が、なわとびを回す手のタイミングと一致し、上手になるそうです。
それが柔道に何か役立つか?
何に役立つかは柔道をしてきたあなたならわかるはず!

接触して遊ぶ柔道の良いところ ②

2014年10月17日 | 極意
相手と組み合ってする柔道。
ネコを見ているとナルホド!と勉強になります。じゃれついたり、チョッカイをだしたり、そのうちに追いかけたり、本気モードで組み合ったり。

取っ組み合いは動物の本能だと思いませんか?

子どもの本能だと思いませんか?
柔道は同じ相手とばかりではなく、違う人とも嫌でもしなくてはいけません。私生活ではあり得ない事ですね。ましてや私生活で人と30㎝以内に接近するなど、余程親しい人(恋人や家族)以外考えられないことではないでしょうか?
しかし柔道は仲の良い人だけでなく、あまり知らない人とも嫌いな人とでも30㎝以内に接近してするものです。
そこからは、社会に出てから必要な要素がたくさんあるように思います。


手応えのなかった子が急にやる気満々になる

2014年10月14日 | 極意
入門して間もなく3カ月くらい、最初は投げられてばかりだった子が、だんだんとみんなに追いついてきた。
私もその子が今が伸びる時だと感じている。
乱取稽古中にアドバイスをしてあげたい場面がたくさんある。
「よし、今だ!」
「◯◯、いいか、こういう時はこういう技をこういうふうにかけるんだ!」
ところが、そのアドバイスもらった!とばかりに相手の子が見事にやってのけます。しつこいくらいに。
「おいおい、おまえにやれとは言ってないのに、やめろよ。」とまでは言えません。
しかしムキになってるのではと思いたくなるくらい、やります。
それをして欲しい子はタジタジです。

こんな子が、皆さんの道場にもいらっしゃいませんか?

直接自分に言われた事はやろうとしなかったくせに!!

でも、それでもいい。自分に言われた時は照れくさかったりして、、。他人に言ってる事はやって見せたくなる。「ほら、僕(私)だったらできるよ!」ていう感じ?
教えたい子の相手にアドバイス。うーむ。
それはそれで二人に刺激になるんだと思います。



その気にさせる!

2014年08月31日 | 極意

少年柔道の指導を目指される方へ

 恩師の岩井先生は、小学生の稽古が終わり近づいた頃、よく中学生や一般の部の大人の方との稽古を小学生の私たちに見せてくださいました。
 最初は「よし来い!」などと言いながらビシビシ投げます。しかし、しばらくすると「おーおっ!」と言いながら投げられるのです。
 小学生の時はほんとうに中学生の先輩が岩井先生を投げたのだと思い、「先輩すごいなぁ。」と先輩に憧れたりしました。
 でも私が中学生くらいになると先生がわざとうまく、本人も本当に投げることができたようにぎりぎりの呼吸で投げられていたことが判断できるようになっていました。小学生くらいだと判断できないくらいの呼吸です。
 明らかに投げられてあげているんだという稽古をする先生方は多い。それでも結構です。小学生には、その気にさせる事が一番効果があります。
 
 ただ私も全員の塾生に投げられてきたわけではなく、もっとあの子に自信をつけさせてあげられたらと後悔したこともたくさんありますが、「うわっ、今の技は先生ほんとう投げられたよ!」と驚いて投げられていく方法をみなさんも是非実践して極めてみてください。
 きっとその子の目が輝いてきます。

 

 


内股(うちまた)

2014年07月28日 | 極意

 内股は、踏み込みながら手で崩し、相手の両足の中に自分の足を入れ、前に崩しながら足を大きく跳ね上げながら投げます。
綺麗に足が上がっている内股は、見ている人も惚れ惚れするくらいにかっこいいことでしょう。
 しかし、背負投を得意技として世界選手権を連覇した偉大な方や、一本背負投や払い巻き込みを得意技として全日本選手権を優勝した偉大な方も時々この内股で勝利していたそうです。
 ところがその方々の内股はそれほど足が上がっていませんでした。
 ポイントがどこにあったのか?

 そうです、腰なのです。腰で投げていたのです。

悟空先生
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 極意というカテゴリーで最初に書きました「柔道を習いたい、習わせたい時の極意」で紹介しました悟空先生です。散歩中のトイレの時ではなく家にいる時にもこのような動作をしています。
 これくらいしか足が上がっていなくても内股で相手を投げられるそうです!


☆さらなる極意があります。

  腰と同時に、おしり、ももの筋肉を使います。