それは昨日の昼間に突然起こった。
ちょっと調べ物をしていてカタログを読みながら自分の部屋に入ったのが原因なのだが、足元のかばんにつまづいてしまった。
とっさに手が出て丸テーブルをつかんだ途端、全体重がかかってしまい「ぼきっ!」という音とともに天板がはずれてしまった。
*かわいそうな形になってしまった。このままではただのゴミである。。
ちえっ!と舌打ちし状況を確認する。
年期が入ってたこともあり柱を支えている板が見事に割れちまったようだ。
んどくせ~な~と思ったが仕方がない。
柱に板を固定しその板を天板につけるだけの簡単な構造だし、わっけねえやと思い修理することにした。
ところがこれが以外と難しかった・・
余っている本棚を利用したこともそうだが、引っこ抜いた釘を使ったことが一番の敗因である。どおおお!!とかなづちを降ろせば降ろすほどくぎは少しずつ横を向いていく。ええいと強引に打ち込んでいく。3点止めの全てのくぎがそうである。
打ち終わったあとで気づいたがどう考えても安定感に欠ける。
リュウがコーヒーを服にこぼそうがトリモツがお茶をアタマにかぶろうが知ったことではないが、僕自身がこの机にだまされる予感がビシバシしてしまう。
やむを得ずやり直すためにくぎを引っこ抜こうとすると、横をむいてやがるくぎってのはなかなか抜けやしない・・
だれだ!こんなに横向きにくぎを刺したバカチンはっ!!(俺か・・)
今度はバランスを取ってくぎを打ち込む。
あと少しだってとこでばきっ!!と鈍い音が・・
なんと板が割れやがった・・
もう限界である。
すっかりイヤになった。
とりあえずどうしようもない板をはずす。何度もくぎ打ちした柱の表面は「レンコンの逆襲!」とでも名づけたいほど穴だらけだし・・・
こうやってやればやるほどドツボにはまることはなぜかよくあったりもする。
挽回せねば!とあせれば焦るほどさらに悪くなる典型である。
つい昨日だってYou Tube(これでいいのか??)を載せようとすればするほど英語だらけになり思いっきりハニワ顔したところである。
で、パソコンはトリモツやヒロタンに助けてもらってうまく行ったのだが、今回もそれに近い名案が浮かんだ!
しゃきーんと携帯を取り出し後輩にTEL.。剣道5段、大工歴数年、僕に対する尊敬度10%のヤマシタだ!
「すまんがくぎを打ってくれ。ついでにすまんが手ごろな板をくれ。ついでにすまんがいつ来れる?」と聞くと今日行きます!と元気に応えてくれた。
すまんが今日はめえめえなので明日にしてくれ!と、電話しといてなんだこのやろ~的な依頼をしてしまう。すまんすまん!!
そして今日、約束どおりヤツは来てくれた。
穴だらけの柱をみてあきれかえっていたような気もするが・・
*おおっ!オトナのセナカである。頼もしい!!
で、なんか変わった形の定規を当てたり自分の道具箱からねじねじのくぎを出したり、ピストルの形をした電動のねじまわじをシャキーンと出したりする。
あえて長いくぎをナナメに刺して抜けづらくするテクニックも披露したりもする。
あっと言う間に元どおりである。
*すっかり元どおりである。今じゃビクともしない!
さすがプロである。
これでメシを食ってるだけのことはある。
レフリーやってたりヲタク的プロレス好きだったりもして実に変わったヤロウであるが、こういう面も持ってるのである。
いや~やっぱり持つべきものは後輩である。
ヤマシタさんきゅ!今度ビールおごるぜ!!