広辞苑によると羊とはウシ科の哺乳類で、八千年以上前からの家畜、毛は灰白色、柔らかく巻き縮み角はないものもあるんだそうだ。
で、性質はと言うと「臆病」らしい。
こけ!である。
臆病なヤツがパチンコしすぎでお金がなくなっても、なんも気にせずゼニを借りてまでして飲むかっちゅうねん!
臆病なヤツが3流とは言えホストばりに場を盛り上げることに全力を注ぐかっちゅうねん!
臆病なヤツが場の空気も読まんと演歌一直線でこぶしをまわすかっちゅうねん!
臆病なヤツが集合時間を無視してのん気にシャワーを浴びるかっちゅうねん!
臆病なヤツが明日早いから飲まん!と言った舌の根も乾かんうちにビールのおかわりするかっちゅうねん!
臆病なヤツが「あたしゃ忙しいですけんね!」の言葉だけで原則全員参加のヒツジ会をすっとばすかっちゅうねん!
つまりろくなヤツはいないのである。
ハシにもボーにもかかんねえ悪魔どもの集まり、それがヒツジ会なのである。
悪の手は馬の会である僕やビンボー足くさ会であるトリモツにまで及び、勢力拡大中なのである。
昨日はそのヒツジ会に参加した。
直方駅からノグチ・太田・石田君と僕の4人でタクシーに乗り、宮若の山から天狗を目指す。
車中ではノグチが「うちは定額給付金で今月を過ごす!」と自慢していた。
いばってる場合か!!!
山から天狗に到着。
程なくしてリュウ・トリモツ到着。
すげ~遅れてシンイチも到着。
ノグチの超テキトーな会長挨拶でかんぱ=い!
・・となんの話をしたのだろう?
おぼろげながら「石田君の家に穴を開ける!」「太田は一番早くこの世を去る!」「06役員会ではノグチが脅すのでケイスケの矛先がうちに来た!」「リュウとケイスケのバトルを見ながらまた始まった・・とあきれ返った」なんてのがあったような気がする。
やっぱり何の役にもたたない・・・
2次会はカレー屋みたいな名前のスナック。
そこのママさんは以前はコンパニオンとして働いており、僕の出席した会合で話したことがあったから「お久しぶりです!」と声をかけてきてくれた。
「お~ひさびさやね!ここで働いてたんや!」
「そうなんですよ。長いこと勤めたフ○ワーを辞めて昨年この店をオープンしたんですよ。」
「へ~。自分の店かあ。全然知らなかった!」
「今でもコンパニオン時代のブラウスは取ってあるんで、それを着てたら○ケミってわかってもらえるんでしょうけどねえ。」
「僕もどっかで見たことあるよなあ・・ってずっと思ってたんだ。なあんだ!フ○ワーのア○ミちゃんじゃないか!また寄らせてね!」
「是非よろしくお願いします!」
知らない人との会話は言葉のつなぎ合わせに限る。
リュウがくれた酢豚のチョコレートや酢豚ピーナッツをつまみ(全然うまくね=ぞ!)麦の水割りを舐めていたらカラオケが始まった。
太田は以外とうまい。悪酔い大魔王のくせにうまい。糖尿病予備軍のくせに結構うまい。
僕が瞳はダイアモンドを歌い終えキモチよくなってると、どっかで聞いたことのあるメロディーが流れてきた。
ノグチっ!俺はぎんぎらぎんをテーマソングにした覚えはねえっ!!!
トリモツが泣きながら失恋ソングを歌ったり、石田君がKY演歌ってたり、ノグチシンイチの家族に捨てられたチームでシングルベットってたりしたらまたまたおなじみのメロディーが流れてきた。
結局シャウトしちゃうのね。「まね~~~~っ!!」って。
そんなこんなで24時となりお開き。
ヒツジは群れる習性があると聞く。
一人の悪魔を退治するのも大変なのである。
んなもん群れられたアカツキには魑魅魍魎のヤカタと化すに決まっている。
とうてい僕一人では人としての正しい生き方を教えることなんてできやしない。
仕方ねえから来月もヒツジっちゃいますかね、うん!