僕の喫煙暦は20年以上になる。(何歳からということは考えないでちょうだい)身体に良くないとは思うが喫煙がすっかり身についてしまい、ちょっと考え事をした時やお酒を飲む時などタバコがセットでないとどうもしっくりこない。
習慣といえば環境問題への取り組みも一朝一夕に成り立つものではない。環境自体が日々の行動如何で良くも悪くもなるものだから、習慣づけるということが大きなポイントだと思う。油を流さないとか水道を出しっぱなしにしない事などはまさにそうであろう。
しかし喫煙のように悪い習慣は簡単に身につくものの、良い習慣はなかなか自分のものとはならないものである。タバコを吸って病気になったあとで後悔するくらいなら、そうならないよう普段の生活を見つめなおし改めることが一番だが、それすらもままならない。こんな時に別の目標があると達成しようとする意識が行動を後押ししてくれるのではなかろうか。
すっかり前置きが長くなったが、昨日はケイスケと一緒に北九州リバーウオークに出向いた。大王率いる北九州青年会議所のJCデーのひとつの事業である「もったいないスクール2006表彰式」に参加した。小学校5年生を対象に、キッズISOプログラムhttp://www.artech.or.jp/japanese/kids/index.htmlを用いて子どもの環境に対する意識を高めようとする環境啓発事業の表彰式を覗いてみたかったのだ。
このプログラムは入門編・初級編・中級編・上級編と分かれており、今回参加した北九州市内の6つの小学校5年生321名は全て入門編をクリヤー。さらに初級編までクリヤーする子も出ており、その中から特に優れていると認められた子は、国際芸術技術協力機構の国際認証委員会から認定書が発行されるということだ。その場合は東京の青山で授与式があるそうだ。
参加した子どもたちは実にいい表情で座っていた。小さいながらもがんばったという達成感とか環境問題を通じて生きるということのきっかけをつかんだからじゃないかな?
プログラムを終えての感想発表では、大王の子どもがヤツの引き金でいきなり発表させられていた。長髪の美少年である。突然の指名にもかかわらず堂々と答えていたのはたいしたものだ。(あやかりたいものだ)どうやらはげとんびがタカを産んだようだ。
実際の活動報告がなかったので正確には言えないが、環境のことを子どもなりに考え、できることから実践し、水道メーターなどで確認し成果を出すと言う行為自体が普段の生活には無かったと思う。そして(大王の総評をアレンジさせてもらうが、)この事業を継続することで10年後には北九州は国際的な環境配慮都市へと変貌していくだろう。
実に理にかなったいい事業だと思うよ。直方でも来年あたりどおかな?