☆農園ビギン☆~笑う門にはイモ来たる~

新潟小千谷市で野菜の直売とサツマイモお菓子を作る農園ビギンのつぶやきブログ☆

稲刈り物語が始まりました☆

2012年09月09日 | 農園ビギンでは
今日も暑かった。

農園ビギン周辺に広がる田んぼを見つめながら

さつまいも子は軽トラを運転していた。

小千谷市はもともと北魚沼郡だったため、魚沼産コシヒカリの産地である。

そして
さつまいも農家、もしくはスイカ・メロン農家と思われがちな農園ビギンは実は米農家である。

隠していたわけではない。

さつまいもを愛しすぎたさつまいも子は、このブログが米で支配されてしまうことを恐れ、さつまいもの香りが薄れてしまうことを恐れ、何となくぼかしていただけである。


軽トラ運転歴8年

だいぶ運転する姿も様になってきた。

ところが
誰もがさつまいも子の助手席へ乗ることを拒む。

荷台に乗る時でさえ、一気に無言になるほどの緊張に包まれるという。

その日も
一人で運転し、田んぼへ向かっていた。

目の前に広がる田んぼに同僚S氏が見えた。


ハンドルを持つ手にぐっと力が入る。



「始まったか・・・」

そうつぶやくのはコンバインに乗ったS氏がやたらと光り輝いていたからだった。

農園ビギン内で「コンバインに乗る」というのは、いわば「花形」の仕事である。
機械に乗ると人が変わるS氏は農園ビギンでの稲刈り特攻隊長

温和な彼も、稲という稲をなぎ倒し、刈り倒し、コンバインで飲みこんでいく。





さつまいも子は手袋をはめた。

よし
イメージトレーニングはばっちり。
大丈夫。
ワタシ、できる!

1年ぶりのコンバイン操作に胸を躍らせ、あとはお呼びがかかるのを待つだけ


S氏はすでに一回目の籾排出を行っている。
ふふふ
ベイビー
私の得意技を先にやっちまったわね・・・




このオーガ(筒状のもの)を出す角度!!!!!!!!!

ワタシ
得意ですから


心の中でS氏にライバル心を燃やし、ほくそ笑むさつまいも子。


いつでも良くてよ?
代わってあげても良くてよ?

そうつぶやいたってコンバインがうるさくて聞こえない。

さらに、よーーく見ると、得意のイセキ(農機具メーカー)のコンバインじゃないじゃない!!


許可もされてないけど乗車拒否し、miyaくんが運転するイセキのコンバインがある田んぼへ向かう

後ろでは片貝花火会場で揚がった花火の音がする。

ふふふ

今シーズン
初のコンバインを祝福してくれているのね、と勝手に妄想


あとはお呼びがかかるのを待つだけ(2回目)

その間に田んぼの草取り

このコウボウチャが米に混ざると大変だからね
コンバインの邪魔にならないよう、小走りで草取りするさつまいも子

後ろから追いかけるコンバイン

前に前に草取りするさつまいも子

追いかけるコンバイン










これじゃあ










いつまでも








乗れないじゃないのーーーーーーーーーーーーー





いうわけで
気がついたらもう17時・・・

今日はお客さんが来るから帰らなきゃ;;;

うわーーーーーん
コンバイン乗りたかったのにーーーーー

草取りに夢中になっていたら、コンバイン乗る時間ないじゃないのーーーーーー

もーーーーー
いいからどいて!!!

ちょっと乗せて!
写メ撮って!!
証拠写真撮って!!!



完全な「やらせ写真」を撮ってきてしまいました・・・




ね?

見て?


ワタシ
うまいでしょ?





たった一列だけですけど・・・




んもーーー
ワタシ
オーガを出す角度が得意なのになーーーーー(しつこい)

負け惜しみだけを言い残し、泣く泣く田んぼを後にしました;;;

いや!まだ稲刈り初日だもん!!!!!

今年はコンバイン乗ってブイブイ言わせちゃうわよーーーーーーーーー(死語)

農家のみなさん
頑張りましょーーーーー