☆農園ビギン☆~笑う門にはイモ来たる~

新潟小千谷市で野菜の直売とサツマイモお菓子を作る農園ビギンのつぶやきブログ☆

のび太とメロンの生き方

2012年06月21日 | 果物の王様はメロンだ
『「のび太」と言う生き方』

富山大学名誉教授の横山泰行さんの本です。

これの感想文を書いた中学生の文章の素晴らしさに、また注目が集まっているとか☆

ドラえもんに出てくるひみつ道具には、
つねになんらかのメッセージが込められています。

たとえば、ひみつ道具「かならず当る手相セット」の場合、最初はとてもうまく手相がピタリと当りますが、途中から脱線してはずれてばかりになってしまいます。

するとのび太は
「手相なんて気にしているときりがない。ぼくなりに、がんばっていくよ」と宣言し、
ドラえもんから「えらい!のび太くんしっかり!」と激励されています。

どんな困難でも、
ドラえもんがひみつ道具で助けてくれているように見えますが

最終段階では、
たとえひみつ道具を使用しても、
根本的な問題の解決にはつながらないんだよーーーーっていうメッセージが込められていたりします 。

いつもスネオとジャイアンにいじめられ
何度も何度も失敗するのび太だけど、
彼はいつも前向きで、失敗を恐れず次へと行動に移す事ができます

『くじけない心』と、前向きに行動し、自分を成長させる『肯定的な姿勢』がのび太の良いところなんだって。

のび太のように困難を知って、自分を成長させる意味を知る。
自分で頑張る力を知る。


「冷たい」を知って「熱い」を知るように

「おそれ」を知って「勇気」を知るように

「幻想」を知って「真実」を

「不自由」を知って「自由」を

「悲しみ」を知って「喜び」を

そうやって

どんな経験も

自分を成長させてくれるのです


そんなことを
考えながら






雨の日のメロンの摘果



もうね
こんなに大きくなっているんですよーーーーーーーーーーーーーー

前回「選抜総選挙」で選ばれた4本のつるに着果したメロンさんをついに2つにしていきます!!!!!


こんな可愛い子たちを取っちゃうなんてもったいないと思うでしょ?
でもね
負けたことがある、というのがいつか大きな財産になる
でも書いたように、ここで情けをかけてやるのはメロンさんにとっても良くないの

甘くておいしいメロンを作るためにはこの摘果作業はとっても大事

こんなに大きくなっていても、心を鬼にして取っちゃいます

選ばれることによって生き残る大切さをメロン自身も知るのです。

摘果されたメロンさんたちのためにも
自分はもっともっと甘くおいしくなろうとメロン自身が思うのです(妄想)

裏があるから表を知る

悲しい経験をするから、嬉しい気持ちがよくわかる。

なにごともそうなんです


こんなに可愛い

お尻メロンちゃん

この子も大きくなったらB品になっちゃうから、いまのうちに取っちゃう

可愛いんだけどね

摘果作業はちょっと胸が痛い。
でも
この作業があるからこそ、選ばれしメロンたちの収穫がものすごーーーーーーーーーーく嬉しくなるし、甘さも100倍になるのですよーーーーーーーーーーー


この摘果されたメロンさんたち

このまま捨てたりなんてしませんよ

ふふふ
この子たちの大変身ぶりはこの後で・・・