何時だったか、テレビで見た事はあった・・・
今の日本の縮図といわれる九州の小さな町・・・
その時は、そんなに気にも留めなかったのですが、
その地域での長年にわたる追跡調査が、今貴重なデータとして世界の医療関係者から注目されているらしいです。
今朝は、その小さな町久山町についての生地を転載してみます。
~以下、11月8日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
久山町から
脳 卒 中 と 血 圧 の 関 係 解 明 |
九州大は1961年、死因で当時最も多く国民病と言われた脳卒中の解明を目的に、この町で住民の健康診断と追跡調査を始めた。40歳以上の全住民を対象に5年ごとに行う検診受診率は75%以上、受診者を追跡調査できた割合は99%以上で、積み重ねたデータの正確さは追随を許さない。
「高血圧が脳卒中の原因になる」。「糖尿病が万病のもと」。誰もが知っている医学の常識も、日本人のデータは、久山町などでの研究が基になっている。
「言う通りにすれば、90歳まで生きることを保証するよ。血圧を下げよう」。志方医院長の志方
志方さんは75年から10年間、九大で久山町研究に従事し、85年に同町で開業した。「若いころの研究が国際的にも認められ、住民の健康に役立っているのはうれしい」と話す。
国内外で発表された学術論文は400を超える。多地域住民を対象にした疫学研究で、「HISAYAMA」は世界が認める信頼のブランドだ。
高血圧は脳卒中や心筋梗塞の最大の原因であり、血圧が高いほど発症の危険性が高まり、最高血圧が180以上の人は同120未満の人に比べて4倍になることが明らかに成ったのは、久山町研究の成果だ。
町を挙げての減塩指導と薬物治療のおかげで、同町の脳卒中発症率は70%減少した。久山町研究を統括する九大教授(環境医学)の清原
だが、そんな久山町で近年、新たな健康への危機が明らかになってきた。
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