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今朝は、何もいえません・・・というより、
自宅に引きこもり、人と接することが少ない人達が
自らの手で生きる道しるべを見つけ出そうと活動されている姿に対して
私が言葉を挟むことは出来ないと思います・・・
今朝は、少々長い引用ですが、ひきこもりの若者の生き様を紹介してみようと思います。
~以下、11月11日読売新聞朝刊より抜粋~
インターネットを通じて知り合ったひきこもりの若者たちがNPO法人を設立し、IT(情報技術)を中心に事業を展開している。大阪市西区北堀江1の「わかもの国際支援協会」。社会から一方的に支援されるのではなく、「ひきこもりでも仕事が出来る」と実証することで、個性を生かした自立と社会貢献を目指している。(石塚直人)
♦得意を生かす
代表理事の横山泰三さん(30)は広島大で哲学を学んだ。研究者になりたかったが「哲学では食べていけない」と言われ、印刷会社に就職。しかし最大月180時間を超すサービス残業で体を壊し、2008年春の退職とともに自宅から出られなくなった。「疲れ果てて何も考えられない。まるで抜け殻のような状態。ただ、うつ病の様な落ち込みではなく、この際、働くとはどういうことかをじっくり考えてみたい、という思いもありました」
ひきこもり 支え合い起業
メンバーと打ち合わせをする横山さん(中央)ら(大阪市西区の
共用オフィス「シゴトバBASE北堀江」で)=泉翔平撮影
ネット友達 NPO設立
「ひきこもりは一種の病理として支援の対象になっているけれど、当の若者の声は無視されてきた。私のように無理な働き方のせいで自分を見失った例も多く、安心して働ける場所が必要でした」
HP制作やPC教室 成果が自身 偏見解消目指す
3人が着目したのは、ひきこもりの若者の多くがITに秀でていること。ネット上で作品を公開していたイラストレーター井川博史さん(32)を誘い、ホームページ制作の仕事を始めた。井川さんはひきこもり歴こそないが、就職と退社を繰り返しており、メンバーとスカイプ(ネット電話)でやりとりしながら、デザインを工夫した。横山さんは、慣れない営業に必死で取り組んだ。そのうちに、ひきこもり状態が解消されていった。
♦自尊心を回復
09年7月、ネット上の友人ら12人で自助グループ「ソルライフネット」を結成した。メンバーの過半数は、いじめなどが原因で中学、高校で不登校になった人達。将来の夢を目指して勤めをやめ、自宅で勉強するうち、再就職を勧める親と対立してひきこもりになった人もいた。
「学校や職場などにいられなくなってひきこもると、それだけでも自尊心が傷ついて辛い。その上、『いい年をして恥ずかしい』などと親に言われ、そうした周囲の視線を感じて、余計に落ち込む。少なくとも自宅で勉強していた人は病気ではなく、治療の対象でもない。偏見をなくすには、当事者が実際に動いて成果を出すのが一番と考えました」と横山さん。
企業のホームページ制作のほか、大阪市内各区の社会福祉協議会と連携したシニア向けパソコン教室、ひきこもり当事者が交流する「居場所」作りなど、活動を広げた。
「パソコン教室には毎回3、4人が出向いて質問に答えました。知り合った方から自宅に招かれるなど交流が深まり、対人関係に自信がついていったんです」
♦多様であってこそ
「ソル」は10年1月に法人化。12年3月には「場所や時間にとらわれない自由な働き方」を目指す日本テレワーク協会の奨励賞を受賞した。同4月からは現在の名称に改め、福祉医療機構などからの助成で、ひきこもり当事者の体験発表会や、「働くこと」「コミュニケーション」などの講座、外国人青年との交流イベントも催した。
台湾にウェブデザインの拠点を設けると、台湾行政院からも相談が持ち込まれた。長く差別を受けてきた先住民のための仕事づくりとして、テレワークへの期待が高まっているという。
当初のメンバーのうち半数は就職などで独立し、結婚した人もいる。一方で、二ート(無業者)だった人や在日外国人の若者達も加わり、会員は60人を超えている。
民間企業や行政との意見交換会では、企業側から「ひきこもりかどうかではなく、人として信用出来るかどうかが重要」という声も出た。
事務局長の播磨貴文さん(25)は、大学を出て会社に就職したが、単純作業の繰り返しに3か月ほどで辞め、約2年半、ひきこもった経験がある。「今はコミュニケーション能力の重視など、企業の求める生き方が過剰に押し付けられている。でも、社会は、寡黙だったり不器用だったり、多様な人がいてこそ面白いのでは」と話している。
勇気をもらえました。
何がやりたいのか・・・
誰しもが葛藤している問題やと思います。
偉そうなことは言えないですが・・・
自分の足で、第一歩を踏み出すことが大切なのでしょうね。