ソイル・アンド・ピンプ・セッションズの新しいアルバム「6」を買おうとタワレコへ行った。アルバムに収録されている「ストールン・モーメンツ」がカーラジオから流れているのを聞いたのが動機。ソイルやるなと。この曲のオリジナルはオリバー・ネルソンの「ブルースの真実」に収録されていて、とりわけ僕にとって、コルトレーンがラッパを吹いているようだと形容されたフレディ・ハバートの名演と相まって擦り切れるほど聞いたレコードなのだ。なぜ、ソイルがと思ったのだが、この曲はクラブ・クラシックスの名曲といわれているのだそうで、ソイルの演奏もすばらしい。でも、日常このアルバムを頻繁に聞くだろうかと思い、結局購入しなかった。CDを聞くのは仕事から帰った夜か、休日。どうしても癒しを求めてしまう今日この頃なのだ。
そこで試聴して即購入をきめたのが、ジョン・ヒックスのソロ・ピアノによるライヴアルバム「アイ・リメンバー・ユー」。亡くなった2006年に残したペンシルベニア州ニューホープでの録音。この人のアルバムは初めてだが、コルトレーンのフェヴァリット・ソング「アイ・ウォント・トゥー・トーク・アバウト・ユー」が入っているのがまず気に入った。そしてピアノの一音一音が心にしみる。タワレコの惹句に、深夜2時ぶらりと立ち寄ったジャズクラブでヒックスの演奏に遭遇した気分とあった。こんなすばらしいアルバムを残してくれたヒックスに感謝しつつ、その夜は、ひさびさにハーパーをすすったのだった。
この日は、ピアノとベースのデュオ・アルバム、熊谷ヤスマサ&川村竜 「OL’SCHOOL JAZZ」、ニーナ・シモン「ヒア・カム・ザ・サン」、ブルーノートの1100円シリーズでフレディ・ハバート「ゴーイン・アップ」、リー・モーガン「コーン・ブレッド」を購入した。ニーナ・シモンのアルバムは、昔、前田武彦が朝のTV番組で、このアルバム収録の「ミスター・ボージャングル」を絶賛していて、それでLPを買って僕も好きになった一枚だ。当時は、「ミスター・ボージャングル」がすっかり気にいって他の曲は余り聴かなかったのだが、改めて聴くと全部いい。「OL’SCHOOL JAZZ」は、初めて聴く若手ジャズマンのアルバムだが、とてもセンスがいい。オールド・スクール・ジャズのタイトルどおりスタンダード中心で、ジョン・ヒックスとこの2枚で、秋の夜はバーボンとともに深く豊かに過ぎていくのだった。
そこで試聴して即購入をきめたのが、ジョン・ヒックスのソロ・ピアノによるライヴアルバム「アイ・リメンバー・ユー」。亡くなった2006年に残したペンシルベニア州ニューホープでの録音。この人のアルバムは初めてだが、コルトレーンのフェヴァリット・ソング「アイ・ウォント・トゥー・トーク・アバウト・ユー」が入っているのがまず気に入った。そしてピアノの一音一音が心にしみる。タワレコの惹句に、深夜2時ぶらりと立ち寄ったジャズクラブでヒックスの演奏に遭遇した気分とあった。こんなすばらしいアルバムを残してくれたヒックスに感謝しつつ、その夜は、ひさびさにハーパーをすすったのだった。
この日は、ピアノとベースのデュオ・アルバム、熊谷ヤスマサ&川村竜 「OL’SCHOOL JAZZ」、ニーナ・シモン「ヒア・カム・ザ・サン」、ブルーノートの1100円シリーズでフレディ・ハバート「ゴーイン・アップ」、リー・モーガン「コーン・ブレッド」を購入した。ニーナ・シモンのアルバムは、昔、前田武彦が朝のTV番組で、このアルバム収録の「ミスター・ボージャングル」を絶賛していて、それでLPを買って僕も好きになった一枚だ。当時は、「ミスター・ボージャングル」がすっかり気にいって他の曲は余り聴かなかったのだが、改めて聴くと全部いい。「OL’SCHOOL JAZZ」は、初めて聴く若手ジャズマンのアルバムだが、とてもセンスがいい。オールド・スクール・ジャズのタイトルどおりスタンダード中心で、ジョン・ヒックスとこの2枚で、秋の夜はバーボンとともに深く豊かに過ぎていくのだった。