いい、おしめりですネ・・・・・・・・

さくらそうの栽培や草もの盆栽を仲間たちと楽しんでいます。日々思うことを気ままに。
野遊び塾の気ままな塾長日記です。

庭に植えて楽しむ

2008年02月29日 | さくらそうを楽しむ
<庭に植えられたさくらそう、Y氏宅にて撮影・2007年>
鉢植えで楽しむも良し、庭植えで楽しむも良し。人それぞれに楽しみ方があります。品種名の札が落ちて、はっきりした品種名が分からなくなったものも、捨ててしまうのもかわいそうなので、名前の分からないもの品種をひとつの鉢に混植しています。

ひとそれぞれの楽しみがある

2008年02月28日 | さくらそうを楽しむ
<自宅でオープンガーデンを楽しんでいるY氏宅にて撮影>
自分ひとりで楽しんでいるのも結構であるが、ただしそれはその人個人の楽しみしかあり得ない。
ひとりで楽しんでいた数年間。
展示会を始めて10年
栽培の講習会を始めて10年。

ひとそれぞれ楽しみ方がある。
自分ひとりの楽しみ。
他の人に見てもらう楽しみ。

「花くらべ」から「連」(仲間・同好会)

2008年02月27日 | さくらそうの栽培講習会
花好きの人々は、ひとりで楽しんでいては、もうひとつ興味が薄いと話し合い
、辻武助(花名おりん)が実生花の「花くらべ」の集まりを計画しました。毎年の花盛りの頃(八十八夜の頃・5月のはじめ)、「花くらべ」の楽しみを始めたのが文化元年(1804年)の4月末からで、その時から今に続いて催しされています。
花の順位を6段に分けました。
1、無極
2、玄妙
3、神奇
4、絶倫
5、雄逸
6、出群
「花くらべ」では、一人が新花を3品種出品できます。
まず、持主のわからないよう名札をとり、出席会員が各自思い思いの評価を下し、札に順位を書いて投票します。そして多い札の位に決めます。特に「無極」の位はよほどのものでなければと決め、仲間内でただ一品種しか許されない決まりです。
「無極」の花ができても、先のものが劣っていれば「玄妙」の位に降ろされます。投票でも、「玄妙」3枚、「神奇」3枚と同数のときは、下の位の「神奇」にする決まりです。
この「花くらべ」が下谷で始まったので、この「連」(仲間)を「下谷連」といい、後に一番側(最初に始めた)といいました。

実生の最初は「南京小桜」

2008年02月26日 | さくらそうの栽培講習会
櫻草作伝法には、実生が流行ったのは、天明(1781年~88年)から寛政(1789年~1800年)の頃と書いてあります。その頃に、「南京小桜」と名前を付けられたのが最初で、その後、瑠璃色では「浅桜」や「野田の藤」、裏紅では「隠し裏」などの実生花ができた。
野生種では、稀に白花が見つかるだけでした。富永喜三郎といった人が、戸田で絞りの花を見つけられ「須磨浦」と名付けられた。と書いてあります。
最初の実生花が200数十年たって、私の所に来た「南京小桜」の花は、何人の手をへて来たんだろうか。

今も昔も、「さくらそうの植え替えは」

2008年02月25日 | さくらそうの栽培講習会
櫻草作傳法では、育て方をどのように書いているか。
<育て方>人それぞれの育て慣れたやり方で、毎年よく育ち、花茎の長さは長短もなく、花も十分に咲くのであれば、それでよいのです。他の人のやり方と同じようにやっても、土地や気候の違いもあるので、自分の手慣れたやり方の中で工夫っして作るのが一番よいでしょう。
<植え替え方法>私の植え替えはこうです。立春(2月4日頃)から20日もたった頃、天気の良い日に、鉢をあけて植え替えをします。一方で別の鉢を用意して、鉢底に貝を伏せ、ゴロ土を水はけのよい様に3cmほど入れ、その上に昨年より作っておいた肥えた土を入れ、また庭土を入れ、そこに芽を置いて、それから養分のない土を芽の上に2cmほど入れ、小コテで表面を、かたすぎず、やわらかすぎず、押さえてならします。植え替えが終わったら、鉢の上に筵(ムシロ)をかけておきます。
平成の現代(私のやり方)でも同じです。「鉢底にアミを使い、肥料がマグアンプKに、寒さ対策でビニールのハウスだったり」しますが、櫻草作傳法が書かれた約200年前と変わらないです。