ナノテクノロジーニュース

ナノテクノロジーは日進月歩である。その全貌がわかるよう、日々飛びこんでくるニュースを中心に説明する。

次世代ディスプレイは量子ドットディスプレイか

2012-06-06 | 報道/ニュース

量子ドットディスプレイ(11/27,1/25参照)に関する動きがある。。有機LEDディスプレイは液晶ディスプレイより薄く出来ると期待されているが、劣化しやすいという欠点がある。インクジェット(11/23,2/23参照)で量子ドットの薄膜の作成も可能で、量子ドットディスプレイの次世代ディスプレイへの期待も大きい。

以前から量子ドットディスプレイに強い関心を示しているのが韓国のサムスン電子である。すでに2006年にQDvision社が単色の量子ドットディスプレイを試作しているが、昨年サムスン電子の研究グループは4インチのフルカラー量子ドットディスプレイの製作に成功している。インクジェットを用いたプリント法に工夫が凝らされているようだ。
http://www.nanowerk.com/spotlight/spotid=20313.php

ドイツの著名な会社Merck社がイスラエルのQLight Nanotech社と協力して量子ドットの分野に進出すると発表している。QLight Nanotech社は、これまでエルサレムのヘブライ大学と協力して量子ドットを用いたディスプレーや高効率光源を開発してきた。すでにMerck社との協力を開始して3年になるという。Merck社の目指すところは量子ドットを用いた新技術開発特に次世代ディスプレーの開発にあるようだ。
http://www.nanowerk.com/news/newsid=25326.php?utm_source=feedburner&utm_medium=email&utm_campaign=Feed%3A+nanowerk%2FagWB+%28Nanowerk+Nanotechnology+News%29#.T7xAA0oDiY8.google