ナノテクノロジーニュース

ナノテクノロジーは日進月歩である。その全貌がわかるよう、日々飛びこんでくるニュースを中心に説明する。

​ナノフッド:ナノテクノロジーと食品

2012-02-04 | 報道/ニュース

欧米ではナノフッドという言葉が良く使われているようだ。2000年頃から話題に上るようになって、多くの企業が製品を発売し始めた。最近になってアメリカのNGOが批判的な記事を発表したり、イギリス政府が規制を強化したため、あまり話題にならなくなった。しかしながら、ナノフッドに関する基礎研究や開発研究は依然進行中で、ネイチャー・ナノテクノロジーやnanowerkがその現状を分析している。
http://www.nanowerk.com/spotlight/spotid=24155.php?utm_source=feedburner&utm_medium=email&utm_campaign=Feed%3A+nanowerk%2FagWB+%28Nanowerk+Nanotechnology+News%29

ナノフッドとはどのようなものか、下の表にまとめておこう。


上の表でカッコ内は関連記事を記載した月/日を示す。デリバリーは人体内のトランクデリバリー(1/8,1/26参照)と同様と考えてよい。

ナノフッドが健全な発達を遂げるかどうかはまだ不明な点が多いという。製造業者の良心、情報の公開、メディアの対応など問題が多い。

エレクトロニクスの発展上ナノテクノロジーはなくてはならないものであるが、あらゆる分野にその波及効果が大きい。経済性をも含めて、得られるゲインに対する期待が大きいが、人体への影響については引き続き慎重な検討が必要であろう(1/27参照)。