暇人短剣符

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社会起業家と公共事業

2001-12-29 11:10:55 | ビジネス?シーズ!
起業を考えるとき、お金儲けの仕組みを考える必要があると思います。
しかし、それとはまったく異なる形として社会起業家(ソーシャル・レプレナー)がイギリスやアメリカでブームとなる風潮があるようです。
社会起業家についてはこちら
アント・レプレナーはお金を増やすことが目的のように感じますが、ソーシャル・レプレナーは福祉を永続的に行っていくことが目的だと思います。
お金を作る仕組みは、時代そして流行に合わせて変化します。お金を作る(利益を上げる)ことが目的のアント・レプレナーでは、方法である「事業の運用」は様々な物に変化します。バブルの時に不動産事業や投資事業を多くの企業が行ったのは、このためではないでしょうか。
社会起業家の理念はひとつの福祉事業であり、お金という抽象的な物ではなくほとんどが具体的な目的であるため、方法
もぶれる事がありません。
郵政民営化など、日本では今多くの事業が民営化されようとしています。日本の場合、株式会社を設立し、その株は国が所有します。そして、株式を売却することで富を得るわけです。
欧米のある地域では水道局が民営化されました。しかし、株式会社ではなくNPOとしてです。事業を運用して得た利益は、地域に対しての奉仕や水道供給事業の改善のみに使うことが許されます。
お金を目的にするよりも、理念を大切にするべきである、お金はただの手段であり結果である。ということが、よくわかります。