暇人短剣符

暇人の日常散策、世界中の友との再会を夢見て日々上昇中。

彼が何かを言おうとしている!

2006-08-18 14:14:45 | Costa Rica 旅史


バスの帰り、少し疲れが出たのか寝ている人もいます。車内にはラテンの曲が流れていました。すると、そのときです。前の席の人(この人もメキシコ人)がぼそっとさりげな~く
「…ありがとう、ございます。」
といいました。一瞬耳を疑いましたが間違いなく日本語です。
それまでも、ツアーの中で彼は何度か日本語らしき言葉を口にしていたのでわたくしは我慢できなくて聞きました。
「なんで、日本語をしゃべれるのですか?」
男性「・・・?」
言い直したのですが男性は首をかしげるばかり。どうやら英語はわからないみたいです。車内に響くラテンの曲に負けないように思わず声が大きくなります。なぜか焦りがでてきていました。スペイン語でどういうのだろうか、と。俄仕込みではとても言葉がでてきません。

そのとき、ラフレンシアがそれに気付いて声をあげました。
ラ「車内の音量を下げて!彼が何かを言おうとしているわ!!
ガイドのお兄さんがあわてて曲の音量を下げます。注目がわたくしに集まりました。ひぇぇぇ~恥ずかしい
ラフレンシアに質問を伝えて日本語をしゃべっていた男性に聞いてもらいます。すると、答えを聞いてラフレンシアが言いました。
ラ「昔、日本人が登場する映画を見たそうよ。その時の台詞を覚えていたの。」
なるほど、映画で覚えていたのか。今度は男性がラフレンシアに話しかけています。
ラ「"ありがとうございます"はなんて意味なんだ?って」
ははは、意味も知らずに言っていたんですねでも、それを長年覚えているなんてすごいと感心しました。
「It means "than..."」
と一瞬とどまり、その後
「"muchas gracias."」と彼を見て言い直しました。
彼らはおお~そうか、muchas graciasか!と喜んでいるようでした。長年わからなかった言葉の意味がここでつながったわけです。

今回のラフレンシアが執った、人の話を聞こうとする姿勢。恥ずかしかったけど、ものすごく感動しました。なぜなら、人の話を聞くという大切さを痛いほど感じた出来事が昔あったからです。その出来事とは・・・

つづく・・・・


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メキシコとお酒

2006-08-15 18:26:50 | Costa Rica 旅史
あぶない・・・答えを忘れるとこでしたw
前回の動物の答えは「こうもり」です。ってみんなすぐにわかってましたね


さて、ちょっとしたオープンスペースにアマゾンの風景とマッチした木製の屋根があります。ここで食事のようです。
お酒はツアー料金とは別に追加料金を払わなければなりません。



はい、やっぱりビールです。お肉の下にあるのは中米でよく見るトルティーヤでとうもろこしの粉でできています。包んで食べたり、そのままクルクル巻いて食べたり、つまりパサパサしてます。

さて、この食事で前の記事で話していたメキシコ人のカップルと相席することになりました。どこからきたんだ?とかそういう話から始まってかなり盛り上がりました。
お二人はどうやら教師をされているらしく英語が堪能だったのです。
二人の名前はジョナサンとラフレンシア。今回は新婚旅行で来ているとのことですなんとめでたい
「メキシコはコロナが最高だ(やっぱりお酒・・)」
ジョナサンとラフレンシア「うんうん。わかってるねぇ!」
「テキーラをショットで飲んだときのあの熱さ。あれも最高だ(酒ばっかり・・・)」
ジョナサン「テキーラいいね!」
日本でいうとてんぷら!すし!と連呼しているレベルの話ですがやっぱり好きだから仕方がない

わたくしはポケットからペンとメモ帳を取り出して文字を書き始めました。テキーラとコロナと書きました。
ラフレンシア「わたしの名前を書いてみてよ!」
「いいよ~」
ということでひらがなとカタカナで名前を書きました。ついでにわたくしの名前も書いて日本では3種類の文字が使われていると説明しました。二人は顔を見合わせて
ジョナサンとラフレンシア「ありえない・・・・、なんで日本人は3種類も使って混乱しないの
「(なんでだろ・・・)幼いころから使っているから慣れているんです。でも、漢字を全種使う人は少ないと思うけど・・・」
そんなやり取りをしていると人だかりがいつの間にかできていました。メキシコの人には親日家が多いのかな?

食事を終えてジャングルの中に進むと急に視界が開けて道にでました。そして、きたときのバスがスタンバっています。楽しい時間も残りわずか、一同は帰路につきます。

つづく・・・


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スケルトンバード、○○、そしてパンの木

2006-08-09 23:48:15 | Costa Rica 旅史
クルージングが乗り気ではないのはベトナムに行ったときにかなり楽しんで満足してしまっていたからです。

しかし、いやはや地球には本当にいろんな生き物が住んでいますね



これはスケルトンバードといっていました。羽を大きく広げて威嚇しています。



真ん中の大きな木はパンの木です。う~ん、どんなかんじなんだろう・・・パンの木
誰か食べたことある人いますか?気になります
そして写真にはないですが、ブルーシートのようなものがたくさん散乱しています。そう、不法にN国の人が自給自足の生活をしているわけです。

さて、ここでクエスチョンです!(おなじみ)



うーん、わかりにくいかもしれませんが木に小さい動物がたくさんいるのが見えますか?さてこれは何の群れでしょうかこんなに明るいのに木に張り付いているんですね
答えを知っている方は例のごとく秘密でお願いします。


・・・という感じで、クルージングは楽しいことが盛りだくさんでしたどの国にいってもそれぞれの動物がすごしていて、それぞれの雰囲気があります。なんて素敵なんだ


そんなこんなで下流に下っていき着岸しました。そこにはレストランがあって昼食を摂ることに。う~ん、このレストランに着くというところもベトナムと同じです。クルージングにはレストランをセットにすると儲かるというような方法論があるみたいですね

つづく・・・

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ボブはコンテナトラックと戦いました。

2006-08-02 21:54:11 | Costa Rica 旅史
滝のあと、集合写真を撮りました。別にツアーによる記念撮影ではなくて、個人のカメラによるものです。
みんな仲良く寄り添う感じでとることになったのですが、隣にメキシコ人の女性がいて・・・・その、体をピットリ寄せてくるので変にドキドキしました。
で、写真を撮影しているのがその彼氏と思しき男性です。うう~ん、なんか怖いオーラ出てません?

さて、気を取り直して一行はクルージングのために山を降りていきます。=3
しばらくすると、立ち往生・・・ん?どうしたのでしょうか。
窓から外を見る一同。どうやら、コンテナトラックが山道を曲がりきれずに立ち往生しているようです。
運転手のボブは待っていました。マリオみたいなおじさんです。ガイドの若いお兄さんもネタに尽きてしまいました。バスの中も静かになってきました。乗客にも焦燥感が出てきます。そのとき
ボブは立ち上がりました。湧き上がる歓声!まさにHey, Bob! Beat them!という感じです。う~ん、日本にはない感覚ですかね

ボブが行って数分、トラックが動き始めました!駆け足で帰ってくるボブ。一同は再度歓声で迎えました。

そんなこんなでクルージングにつきました。



でも、わたくしクルージングはあまり期待してなかったのです。なぜかというと・・・

つづく~


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アマゾンから突き抜ける滝

2006-07-30 23:24:49 | Costa Rica 旅史
崖の入り口で杖を渡されました。確かにちょっと急です。一行は崖を降りて行きます。結構下の方まできて上を見上げると・・・



おおう、鬱蒼としてるという言葉しか出てこない。

で、目線をおろすとそこには・・・



ドドドド~~~
生い茂る木々の間から突如切り裂いて現れたように滝が出現しています
すごいダイナミックですが、北米のイエローストーンズやカナダのナイアガラと違って木々に囲まれているところが神秘的です
動画はこちら(500KB程度)

写真にあるものは1番目の滝です。つまりひとつだけではなく、多段で複数できているのがこのラパス滝です。だから、下に下りていくうちに何度でも味わえます
流れている水を見てみるとオレンジが流れていますどうやらなんらかの研究で使っているみたいです。・・・なんでオレンジを流しているんだろう
ちゃんと下流のネットで回収していました。

本当はもっとすごい写真が縦パノラマであったのですが、現像が上手くいかなくて断念しました時間ができたときにまた現像します!

続く・・・


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ハミングバード

2006-07-27 23:38:58 | Costa Rica 旅史


これはチャイロドクチョウです
この蝶の観察庭園(Butterfly Observatory)は30種以上の蝶が放たれています。
モルフォ蝶もたくさんいましたよ
動画はこちら(350KB程度)

中に入ると中央降りたところに小さな建物がありました。その中にはいると・・・



こ・・・これは!
そう、モルフォ蝶のサナギです。ここでは、卵も展示されていて成長がわかりやすく解説されています。名の通り、学術的に観察が行われている場所でもあるのです。こんなに大量にあるなんて・・・これは、まさに
幸せの製作所じゃないですか!(いや、だから天然じゃないとだめだって・・・)

蝶が舞う中を通り、幻想的な観察庭園をでました。出るとそのままハミングバードガーデンに行きます。すると、吊るされた赤いポットがあります。そして、小さな穴が開いていて鳥が留れる様になっています。この穴にくちばしを突っ込んで中の蜜を摂るのです


動画はこちら(750KB程度)

おお~これがハチドリですか飛んでいるときに耳を澄ますとブーンって音が聞こえます。ものすごく速い速度で羽を動かしていますなるほど、この高速な羽の動きが空中静止を可能にしているんですね~

この後にはヘビがあったりとさながらジャングルの天然動物園に紛れ込んだような感じになりました。しかし、すべて放し飼いというところがいいですね(ヘビはさすがにガラス越しでしたけど
もう、目の前にいるわけですからすごい臨場感があります。

さて、ハミングバードガーデンを満喫していよいよラパズ滝に向かい崖を下りていきます。周りはジャングルのように木々が鬱蒼と生い茂っています。底に着いたときに待ち受けていた感動!次回、好御期待

つづく~


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ポアス火山カルデラ湖(2)

2006-07-24 20:12:08 | Costa Rica 旅史
雨も少し止んできました。そのままお土産店へ。



お土産は彩りのあるものがあふれていました。純銀製のペンダントなどこの国で有名なものもあり迷いましたが、ここではポアス火山の絵が載っている栞を買いました

再度バスに乗り込んで次はこの国でも有数の大きな滝で知られるLa Paz Waterfall Gardensへと向かいます。


移動中・・・=3

ラパズ滝庭園ではその名の通り、すごく大きな滝に野鳥や美しい蝶の庭園が併設されているらしく、一行はかなり盛り上がってきました。
この庭園はポアス火山国立公園からさほど離れていません。意外とすぐにつきました



このロッジのような入り口をくぐり抜けると中にはものすごく広い庭園が広がっています。



この中にはハチドリ(英語名 hummingbird)やその他の美しい野鳥が放し飼いになっています。まず最初にバタフライガーデンで蝶を見ることになりました。



バタフライガーデン入り口です。かなり凝った造りで、見るからに大きなものだと思います。ということはあいつがたくさん舞っているに違いありません。はたして、野生の蝶にあうことができるのでしょうか

実はこのガーデンの中では、ある意味恐ろしい光景が待っていたのです

つづく!


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ポアス火山カルデラ湖(1)

2006-07-21 23:50:13 | Costa Rica 旅史
ポアス火山への登山口についたのですが、そこはなんと一寸先はまったくみえないような霧と雨が降っていました。周りの人は

「まぁ!なんてこと!」(英語)

な~んていってましたが、わたくしはガイドブックで予習していたのでこういうときのためにキモカワイイポンチョを持ってきていたのです
火山というよりも山は天候が変わりやすいので雨具は必携らしいです。

完全防備をして山頂への道を歩き始めました。雨具を持っていなくて苦労している人もいました。空気が薄いし、雨は降るし霧で視界は狭い・・・精神的にも肉体的にも疲労しましたが、そのとき視界がひらけて山頂に着きました。


動画はこちら(350KB程度)

動画を見ていただいたらわかるのですが、最初はガスが出ていてカルデラ湖を見ることができませんでした。しかし、上の写真のように最後にはなんとか全貌を見ることができました

カルデラ湖がミルクのように真っ白なのは、最近このポアス火山の活動が活発になり火山の成分が出ているためとのことです。頂上にはその他大勢の観光客とポアス火山に関する説明の看板がありました。



この看板にあるようにポアス火山のカルデラ湖は普段はエメラルドグリーンなのです。

ミルキーなカルデラ湖を堪能した一行は下山を開始し、お土産を売っているお店を目指します。

つづくのです。。



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Japonと答えるとOh~!

2006-07-18 23:09:41 | Costa Rica 旅史
ツアーの搭乗員さんは男性の若いお兄さん。英語とスペイン語を織り交ぜつつユーモアあふれる案内をしています。乗客も陽気でノリが抜群。マイクロバスいっぱいでメキシコ人が7人、カナダ2人、アメリカ人6人と多国籍。
日本人はやはり珍しくどこから来たのか?というガイドのお兄さんの問いにたいしてJapónと答えるとOh~!と声が上がっていました。緊張するなぁ
まず、第一の目的地であるポアス火山に行く前に朝ごはんを食べるためコーヒーハウスに寄る事になりました。ハウスの近くには池があり、静かな落ち着いた雰囲気を演出していました。



テーブルではアメリカの人たちと一緒になりました。隣の女性の方はテキサス州から来たらしく、教育関係の方でどこから来たのかとか、何できているのかという話をしていました。すると、前の席の女性の方の話が耳に入りました。
米国の女性「私の夫が今日誕生日なの。それで、そのプレゼントにこの国への旅行を。」
周りの人たち「まぁ、それはすばらしいわね!」
周りをよく見るとご年配の方が多いことに気付きました。ふ~む、このツアーは北米の人たちにとってフルムーンとして人気のようです。落ち着いて旅ができるのは好都合です
食事はこの国の代表的な料理、豆のスープとライス(お子様ランチの大きさ)、そしてフルーツとコーヒーです。ふむ、なんとなく食べなれた味になってきました。

外で写真を撮っているカップルがいます。若い男女はツアーに参加しているメキシコ人の方々です。ツアーを通してこの方々とはすごく仲良くなっていきます。

食事と景色を堪能し、バスは火山へと登っていきます!
このときは火山山頂がとんでもないことになっているとは知るよしもありませんでした。。。そう、いざというときのために持ってきた、あれが役に立つことになるのです。

つづく・・・

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お母さんに電話しなさいね。

2006-07-15 23:36:34 | Costa Rica 旅史
朝早く(5時ぐらい)に起きて朝食をとりました。
お世話になっているTのお母さんがサンホセに行く予定があるということで一緒にバスに乗り、今日のツアーの出発地であるホテル・コロビシに向かうことになりました。
ツアーが終わったらこのホテル・コロビシに戻ってくるのですが、迎えに来てもらわなければなりません。

Tのお母さん「ツアーが終わったら、ホテルのフロントにいって電話を借りてお母さんに電話しなさいね。」(ジェスチャー交じりのスペイン語)
「Sí, Entiendo. Gracias.」(わかりました。ありがとう)

『お母さんに電話しなさいね。』ああ、懐かしい感覚です。留学時代にお世話になった家族もDad, Mamと呼ぶのですが、そのときの感覚が蘇ってきました。Tの家族は本当にやさしい人たちでいっぱいだなぁとあらためて思いました。

=3 途中で一回乗換えをしてバスで揺られること数十分、ホテル・コロビシに到着です。Tのお母さんにお礼を言ってホテル・コロビシに入りました。朝早いためかロビーは静まり返っています。ツアー待ちと思われる人たちが何人かいたので、その辺りに腰掛けて待つことにしました。
・・・・
なかなかこないなぁ。
フロントで今回のツアー待機場所を聞いてみましたが、ここで正しいようです。(さすがにフロントは英語が通じました。)

そわそわ・・待合いの人たちはみんな名前を呼ばれてツアーにいってしまいました。わたくしだけ残される形になってしまいました。果たして、ここであっているのかと不安になりながらしばらく待っていると、ドアからわたくしの名前を呼ぶ声が聞こえてきました
「Yes, It's me!」

白いマイクロバスが停まっていました。中に乗り込むと予想通り日本人(というかアジア系)はいませんでした。さぁ、ツアー出発です!
つづく~=3



この多国籍なツアーはわたくしにとって後々大切な思い出になっていきます。次回楽しみにしていただける方、下のクリックお願いします