我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

お茶席

2023-11-03 15:39:14 | 老いの暮し

お茶席などこれまでに経験したことが有っただろうか?

野立てのような簡単な茶席は観光地などで

味わったことが有るが

亭主がいて目の前で建てた茶を振る舞われる

茶席は初めてであった、

この日知人のIさんが習っている

大正琴の発表会があると言うので

連れ合いと一緒に隣町の文化ホールに出かけた、

会場は駐車場が満杯でスペースを探すのに苦労した、

それもそのはず今回の行事は

この街の年1回の芸能発表会の

一環で出場することを初めて知った、

Iさんの出番は午後1時時半から、

15名ほどの団体の演奏で大半が高齢の女性、

大正琴の演奏はこれまでに何回も聞いているが

どこか音楽性が希薄だ、

歴史が浅いからだろうか?(大正元年)

演奏が比較的簡単なことから

大衆受けして高齢者の間で

普及しているようだ、

馴染みの曲を6曲(20分)ほど演奏した、

評価の対象にはなりにくい演奏会であった、

聞き終わって帰ろうとロビーに出たら

若い僧衣をまとった青年に声を掛けられた、

❝お抹茶などいっぷく如何ですか?❞

???❓

❝あちらにお茶席を準備してありますので

 どうぞ時間が有ったら味わってみてください❞

私は大いに興味が有ったので

2つ返事でついて行った、

ロビーの一角に幕が張られて

お茶席が準備されていた、

どうも地元の茶人グループが

一般にはなじみの薄い❝お茶❞と言うものを

広めるためにやっているようだ、

連れ合いとその知人と3名で案内されて

長椅子の席に着いた、

ほどなく亭主になる女性が

一応の挨拶を済ませて茶を練り始めた、

その間にも僧衣の青年は茶道具の説明を

我々に小声でしてくれた、

茶室の壁に見立てられた衝立には

掛け軸まで飾られていた、

茶をたてる作法が一から分かるように

手元を見せながら女性は茶を練って見せた、

客は我々3人の他に

もう一人の女性が加わっていた、

目の前で建てたお茶は私に、

他3人には裏で立てたお茶が運ばれた、

❝茶碗を少しだけ回して

 あとは自由に飲んでください❞

と説明された、

茶碗の銘柄の説明もあったが忘れた、

茶碗を少しずつ口元に傾けながら

3回で飲み干した、

訳のわからない心の静まりを

感じたのか感じようとしたのか?

何となくいい気分になった、

これこそ茶のもたらす効能であろう。

 

今ちょうど

「利休の闇」と言う本を読んでいる、

 作者は 加藤 廣

 出版は 文芸春秋

利休と秀吉がどのような経過を経て近づき

最後は切腹を命じられたかを

資料を基に推理を展開した本である、

一層 利休への興味が深まっていく。


日本シリーズ

2023-11-03 02:56:11 | ゴルフ及び山歩き、他スポーツ

             (上武大学練習試合風景)

一口に

日本シリーズと言えば

日本一を争うプロ野球の試合と言う事になるのだろうか?

日本シリーズを争う競技は他にも色々ありそうな気もするが

この時期に日本シリーズと言えば

やはり野球を意味する感じもする、

日本シリーズたけなわである、

今年の日本シリーズは

阪神 VS オリックス で争われている、

私は古くからの阪神ファン

プロ野球の日本シリーズは最多7試合で

雌雄を決することになっている、

先に4試合勝利した方が日本一と言う事になる、

11月2日のナイターで第5戦が争われた、

ここまでの4戦は2勝2敗の互角の争い、

この日の戦いに勝利したチームが王手をかけることになる、

途中まで見たがハラハラドキドキ感で胸がつぶれそう、

4回にホームランで1点取られ、

7回には2つのエラーで更に1点取られた、

❝バカヤロウ❞

思わずテレビに向かって怒鳴ってしまった、

こうなるともう見てはいられない、

寝てる間の逆転劇を夢見て寝てしまった、

何でそこまで?

ファン心理ってこんなものであろうか?

プレーを楽しめばいいものを楽しめない、

当事者になり切ってしまうのだろう、

夜中の1時過ぎに目が覚めた、

結果を確認しなければ気が静まらない、

あのまま負けているだろうと

半分諦めた気分でパソコン画面を開いた、

なんと!

ナント!

8回に一挙6点取って

逆転勝利しているではないか !

だがここで喜びを爆発させてはいけない、

日本一になるにはあと1勝必要なのだ、

雌雄を決する大一番の舞台は

相手チームの本拠地京セラドームへと移る。

 

(この記事夜中の3時55分投稿)