西京極 紫の館

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あんのこと  監督/入江悠

2024年07月10日 17時37分10秒 | 西京極シネマ
【主演】
 河合 優実
 佐藤 二朗
 稲垣 吾郎

【ストーリー】
売春や麻薬の常習犯である21歳の香川杏は、ホステスの母親と足の悪い祖母と3人で暮らしている。子どもの頃から酔った母親に殴られて育った彼女は、小学4年生から不登校となり、12歳の時に母親の紹介で初めて体を売った。人情味あふれる刑事・多々羅との出会いをきっかけに更生の道を歩み出した杏は、多々羅や彼の友人であるジャーナリスト・桐野の助けを借りながら、新たな仕事や住まいを探し始める。しかし突然のコロナ禍によって3人の運命は狂い始め…

【西京極の評価】
毒親に人生を狂わされた杏が社会復帰しようと奮闘する姿を観て「幸せになって欲しい」と心から願いつつも、忍び寄る破滅の足音に怯える2時間。杏役の河合優実の演技は自然体過ぎてドキュメンタリーフィルムを観ている様な気持ちになります。佐藤二朗や稲垣吾郎らが登場してやっと「あ、これフィクションだった」と認識出来るほどの生々しさ。悪意に塗れた世界にあってもどこかで人の優しさや誠意を信じたくなる映画でした。

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆☆
 演出/演技 ☆☆☆☆☆
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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