西京極 紫の館

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村上海賊の娘 (上・下)  和田 竜/著  新潮社

2015年03月24日 21時21分15秒 | 西京極の本棚
             

【紹介文】
和睦が崩れ、信長に攻め立てられる大坂本願寺。海路からの支援を乞われた毛利は村上海賊に頼ろうとした。その娘、景は海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女だった…。そんな時、ひょんなことから知り合った門徒の為に上乗りで難波へ向かう景。毛利、村上、本願寺、泉州侍衆、雑賀党、それぞれが己が一族の存続を図って寝返りも辞さない緊張の続く大坂木津川河口において、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる! 第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ドラマ性 ☆☆☆★★
  独創性 ☆☆☆☆★
 読み易さ ☆☆☆★★

【西京極の読後感想】
著者の創作した主人公・景姫の設定は面白い。だがお話自体はこんなにページ数を要せずとも書けたはず。そのせいで途中何度かダレちゃった…『のぼうの城』『忍びの国』もそうだが、この著者は人物造形と戦闘シーンを描写するのが巧い。特に景姫と七五三兵衛の一騎打ちは迫力満点。(引退しちゃったけど)宮崎駿が劇場アニメ化すればさぞや面白かろうに…。きっと誰かが映像化するんだろうけどね。

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