胸騒ぎ 監督/クリスチャン・タフドルップ

【主演】
　モルテン・ブリアン
　スィセル・スィーム・コク
　フェジャ・ファン・フェット
　カリーナ・スムルダース
　リーバ・フォシュベリ
　マリウス・ダムスレフ

【ストーリー】
休暇でイタリアへ旅行に出かけたデンマーク人の夫妻ビャアンとルイーセ、娘のアウネスは、そこで出会ったオランダ人の夫妻パトリックとカリン、息子のアベールと意気投合する。数週間後、パトリック夫妻から招待状を受け取ったビャアンは、妻子を連れて人里離れた彼らの家を訪問する。再会を喜び合ったのもつかの間、会話を交わすうちに些細な誤解や違和感が生じ始め…

【西京極の評価】
他所んちへお泊りした時の些細な居心地の悪さ、他人との距離感のズレ、そういったものの積み重ねがやがて大きな恐怖へと変貌していく。誰でもが「ある！ある！」と思えるシチュエーションだけど、それを１本の映画にしてしまうのって結構難しい。それを実現してるのが本作。ラストへの展開はさすがに読めなかったけど、主人公夫婦がどんどん深みにハマっていくのはなかなかスリリング。最初から最後までず～っと流れる不穏なBGMが効果的。こんないや～な映画撮るなんて北欧人ってやっぱどっか変だよね。

【総合評価】　☆☆☆★★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆☆☆★★
　演出/演技　☆☆☆☆★
　映像　　　　☆☆★★★
　音楽/音響　☆☆☆☆☆