北海道の山登り・花・滝 大好きおぢさん日記

過去の記録を一つにまとめたブログで現役ではありません。

暑寒別岳 (68山目)

2021年10月26日 21時25分20秒 | 山登り 留萌・宗谷

 

 

登山日:2012/7/15

山名:暑寒別岳
標高:1,492m 
場所:増毛山地
コース:箸別コース
標高差:1,010m

ガイド標準時間:登り4時間20分 下り2時間50分 計7時間10分
ガイド評点:55点(中級)

札幌発:3:15
登山口着:5:30
出発:5:40
山頂:9:00
所要時間:3:20 
駐車場着:12:30
登山時間:6:50

 

前回の大雪山登山から1週間
今度も花の山に行って来ました。

オロフレ、夕張、赤岳と3回連続で過去に登ったことがあるので
未踏で花の山を探した。



すると増毛連山で登山道のある山がある!
南暑寒別岳と黄金山は登ったのでここの最高峰である
暑寒別岳へ行って来た。


コースは3つ
雨竜湿原から南暑寒別を経てのコースは長すぎで
暑寒コースは遠望で大滝が見えるが登りがきつそう
よって残りの一つ箸別コースを選ぶ

ありがたいことに登山口駐車場まで全面舗装路だった
しかも広くて立派な駐車場と避難小屋まである。




ガイドでは登り4時間超えのロングコース
しかしこの青空を見たらウキウキ感いっぱいになり

さあ勇んで出発!

 

ガイド通り平坦な林間を淡々と進む
蚊やブヨが多いとのことだが?あまり感じなかった

それにしても途中に小さな湿地もあるがたいくつな行程だ

やっと1合目



 

やっと2合目
平坦だからピッチは上がるけどね

 

てくてくと2合目を過ぎると
ぽっかりと前が開けて目指す山が見えた



1400メートルは超えているが傾らかな山容に見える
あの左側の尾根から登るのだ

遠いなぁw

 

 

 

この辺は目立った花はない
このコースの一番の特徴は山頂までのお花畑だ

それでも途中で固有種
マシケレイジンソウを見る

 

日本海側に多いフギレオオバキスミレもしっかり群生している

 

 

湿地のようだが水はない
水芭蕉もツラそうだ

 

ハイオトギリが水滴を浴びて綺麗
人によるとこれもマシケオトギリになるのか
細かい違いはよくわからないね




ハイオトギリのお約束の1枚

 

これは? エゾアキノキリンソウか

 

 

6合目からやっと登りがきつくなるが
他の山からくらべると急登が少ない



そして枯沢状を登りきると一気に展望が開ける
振り返ると日本海とずっと遠くに利尻島が見えるじゃあないか

 

 

陸側を見ると南暑寒岳と奥の左右に表大雪と十勝連峰が見えた

ちょっと風景を
表大雪をズームで

続いて 十勝連山を
(この後はガスで見えなくなる)

 

いや~気持ちがいい

 

ミヤマキンポウゲ

 

7合目
ここは休憩場所にちょうど良い
とにかく青空が綺麗だね

 

夕張山地も見えた

右に芦別岳
左に夕張岳を見る

 

雨竜湿原も綺麗に見えた
あとはお花畑を通って山頂へ

 

7合目過ぎの斜面に咲くシナノキンバイ
この登りぐらいから花が増えてくる

 

 

イワイチョウ

 

チシマフウロとシナノキンバイ

 

シナノキンバイと南暑寒岳


エゾシオガマ

 

タカネナデシコもここの常連
今が旬だった




他にもハクサンチドリやヨツバシオガマ
少し上部にチシマギキョウ

イワギキョウとの違いは花弁に毛があるのがチシマギキョウ



チングルマも少しだけ残っていた。



斜面のお花畑ではなかなかのものだ
時期はもう少し早いほうがいいかな

 

8合目。

ここから登りが続く



この二つのコブを超えていくのだが
振り返った景色と廻りの花が退屈させず登りの辛さを和らげるね

 


クルマユリ

 

サマニヨモギ

 

ミヤマリンドウ

 

この辺のチングルマは穂ばかりになっていた

 

ウメバチソウ

 

イブキトラノオ

 

斜面の花畑


チシマフウロ


あと少し 来た道を振り返る

 

 

まだ違う花が出てくる エゾツツジは終わりごろ

 

レブンサイコ

 

 

コブを超えたら最後は快適な稜線歩き
暑寒コースとも合流し益々周りの景色がうれしい

 



 

ひっそりと日陰に咲くリンネソウがかわいい

 

最後はちょっとだけ木々の間を通り
やっと山頂だ

目標の4時間を切ったね
少し自信がついたかな?

最高の天気で最高の山頂!

 



山頂直下の稜線にて
タカネトウチソウと青空
背の高い花は風景と一緒に撮れるからいいね!

 

同じ増毛連山から

右に群別岳
左に奥徳富岳




両方とも登山道はないが鋭い山容は登山意欲が沸くね

 

さらに 雄冬山

 

浜益御殿、浜益岳

 

笹刈り作業の人も数人登っていた
あの重そうな機械を持って登るんだから大変だよ

 

雨竜湿原 何度見てもいいね あそこもまた行こう。

 

 

あまりに山の景色が良いので名残惜しいが……それでは下山にしよう

帰りも花、花、花だ

 

エゾヤマゼンコ

 

エゾヒメクワガタ

 

ゴゼンタチバナ

 

そしてお目当てのマシケゲンゲになんとか
間に合ったホッと。。

 

 

 



暑寒別岳でしか見れないのかな
もう半分以上は枯れていたからホント良かった!

 

 

 

シナノキンバイに隠れるようにミヤマキンバイも咲いていた

 

カラマツソウ

 

これは今日のベストショット

 

花のシーズンはちょっと過ぎたけどそれを実際に検証出来たのは良かった
今度来るときは暑寒コースで大滝を見に行こう

 

今回のコースでも片道9.5Kmあるのでかなり長い
それでも5合目までは平坦地が中心なので序盤で体力を取られなくて済む

展望が一気に開ける7合目、8合目からの辛い登りも廻りの花を見ながらだから辛さは半減だ

そして山頂からの素晴らしい展望。



しかし……やはり帰りが長い

靴を脱いでくつろいだら良かったと反省
ただ惰性で降りているだけで難しい箇所もなく登り返しもない


その点ではロングコースでも比較的、楽であったなぁ。

 




素晴らしい青空に恵まれた

今年の登山でもベストになる山行でした。

 




7月15日訪問

 

 



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