NiKKi Fron

~ つなぐ技術で未来をつなぐ ~

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「信用保証協会経営セミナー」における講演

2011-08-26 | インポート

2011826日(金)、

上田市「上田東急イン 国際21クリスタルホール」で

信州大学経営大学院・長野県信用保証協会 共同公開講座 

「信用保証協会経営セミナー」で弊社社長、春日が講演させて頂きました。

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このセミナーは、中小企業経営者対象に経営支援を目的としており、

事業継続計画や経営革新戦略など経営に役立つ講演内容のため、

現在堅実でありながら勢いのある新しい時代の若手経営者として、

弊社社長、春日がお招きにあずかり、

信州大学経営大学院 客員教授 大野雄三様のご講演

「時代の変化と経営革新の方向」に続いて

弊社社長、春日の講演が行われました。

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一般公募で主に製造業中心に経営者を含めた方々で60名ほどのご参加を頂きました

ScienceArtによる新たな価値の創造 NiKKi Fron グループの挑戦」

と題した講演では、弊社の歴史を辿ることから始まり、

次世代ビジネスモデルとして経営体制のビジョンや

新規ビジネスについてご紹介いたしました。

これから必要なことは高付加価値のものは適正価格で販売することであり、

そのためには心を込めた商品価値を市場に伝えることにより、

ブランドを確立することが大切である、

そして、素材の成形から加工まで一貫したものをつくり、プロデュースする。

その全てを自ら手掛け、お客様に弊社のこだわりや感情が伝わることで、

ブランドができるはずである、と弊社の経営において

重要視しているブランド戦略についてご説明いたしました。

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講演終了後、レアプラ®サンプルに触れて頂きました。

弊社の創業の地である長野を、新しい産業の構築によって活性化させ、

長野独自の文化をつくり魅力のある町にしていけるように、

これからも慎重かつ果敢に挑戦を続けてまいります。


インドネシア出張レポート

2011-08-25 | インポート

 

2011年8月下旬に、弊社社長の春日がインドネシアへ出張いたしました。

目的としては、インドネシア市場の動向や現状の把握、新規顧客調査、

現地日系企業の動向と人材育成の現状を確認するためでした。

ジャカルタ首都特別州(下記地図A地点)は、インドネシアの首都であり、

同国最大の都市で、かつ、2010年の近郊を含む人口が

2200万人と世界第2位となります。

 

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まず、初日は市街地見学を行いました。

市街地には高層マンションが建ち並んでいましたが、

少し市街地を出ると高層マンションも減り、

さらに離れると従来の簡素なバラックの街がありました。

 

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南下して海に近づくと突然豪邸と大型クルーザー、

現地の富裕層が暮らす家々が出現しました。

 

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続いて、ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)へ。

当日は、JJC事務局長の清水様、ジェトロ・ジャカルタセンターの

藤江様、じゃかるた新聞の米沢様がご参加され、

代表の春日がプレゼンテーションを行いました。

 

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同席されていた藤江様からは、インドネシアの経済や

投資環境についてご説明いただき、ダイナミックに成長を続ける

インドネシアの発展の可能性を強く印象付けられました。

 

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◆この日は、じゃかるた新聞から取材を受けて、

記事として掲載されました。

 

同日の夜には、ガルーダインドネシア航空主催の夕食会に出席し、

ここでも弊社社長の春日によるプレゼンテーションを行う機会に

恵まれました。その中で説明させていただいた新規事業である

「レアプラ®につきましては、ガルーダインドネシア航空の

副社長様に大変興味を持っていただき、レアプラ®

展示品周辺は大変な人だかりとなりました。

 

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翌日には、KOTA INDUSTRI近郊で昼食をとりました。

この辺りは、自動車系、産業機械系はもちろん弱電系の

日経企業が多く、LGやSAMSUNG等の他国の大企業も

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工業技術総合センターにおける職員研修講演

2011-08-10 | インポート

2011810日、長野市若里の工業技術総合センターで

弊社社長、春日が講演をさせて頂きました。

講演は、同センターの職員研修として行われており、

弊社が「県内の特色ある企業代表」として

お声掛け頂いたことで実現したものです。

この度の講演は、県内4拠点にあるセンターを

テレビ会議システムで生中継して行われました。

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■若里会場だけでも、40名以上が集まりました

講演は、震災後、特に注目しているエネルギーというキーワードをもとに

弊社が取り組んでいる具体的な事業を表す映像で始まりました。

「最先端の研究によりエネルギーをつくる」、

「新素材の適用により使用エネルギーを減らす」、

「素材のリサイクル研究によりエネルギーをまわす」

「サイエンス&アートの融合により新しい価値を創造する」という

弊社の掲げるキャッチフレーズを基軸として、

機能性価値を追い求めてきたNiKKi Fronの技術に、

人の感性に訴えかけるような感性価値をつけていく新しいものづくりにして、

ご紹介しました。

経営者であり、技術者でもある弊社社長春日は

エンジニアが目指す研究テーマが

市場の求めているものに合っている必要がある、

と新ビジネスを創るうえでの、自らの見解を述べ、

また、景気の上向きが期待できない中で生き残っていくためには、

自ら新たな市場を創り出さなければならない、

ブランディングによりファンを作り、企業価値を上げることで、

価格競争に巻き込まれない高付加価値ビジネスが生まれるはずであると、

現在弊社が目指しているビジネスモデルを踏まえて述べさせていただきました。

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■真剣に耳を傾け、メモを取る聴講者

弊社の取り組む新ビジネスモデルとして

第一に、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)をあげ、

顧客のニーズに基づいて「適正なプリプレグの開発に、

さまざまな成形法を分析・検討、提案」する事業をご紹介しました。

CFRPは航空宇宙産業にも使用される最先端素材であり

強靭でありながら軽量なことから、化石燃料のガソリン・軽油等の

エネルギー削減ができる環境調和型の素材として注目を集めています。

しかし、CFRP複合技術において日本は世界第7

といわれており、弊社は研究開発の為に

技術的に世界1位といわれるフランス企業の内

特色ある専門技術を持つ2社と提携し、

弊社の既存技術を応用した世界初の一貫した

生産加工技術の構築を目指している旨ご説明いたしました。

社長の春日は、自身のフランスでの留学、実務経験を

交え、モノの作り手と買い手の立場を考慮した

研究開発の在り方を問いかけました。

また、第二のビジネスモデルとして弊社が提案する新たな概念

「レアプラ®」をご紹介。

日本には優れた技術があるが、世界の市場においては

過小評価されているのではないかと考え、

感性価値を付加することで、日本のものづくりがより適正評価を受ける

ためのScienceArtの融合によるビジネスをご説明致しました。

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■レアプラ®のオブジェをもとに素材のご説明をする弊社社長

今年秋に弊社が参加予定となっている

「産業フェアin 善光寺平2011」では

NiKKi Fronが素材にこだわってきた変遷と、

感性価値を追求したレアプラ®について

空間で演出するブースを用意して皆様をお待ちしておりますので、

お立ち寄りください。

また来年1月には、パリにて弊社社長のプライベート・カンパニーである

仏国法人Blanc Bijouによる展示会も予定しております。

今後の活動にもご注目ください。

【産業フェアin 善光寺平2011

開催日: 1028日(金)~29日(土)

場 所: 長野市ビッグハット


2011年 フランス、イギリス出張レポート

2011-08-05 | インポート

 

2011年7月下旬より8月初旬までの約2週間の行程にて、弊社社長春日が、

フランス(パリ、リヨン)、イギリス(ブラックプール、ケンブリッジ)へ出張いたしました。

 

パリでは、弊社社長春日が2年前に立ちあげたプライベート法人である

Blanc Bijouの関係者、ご支援団体等との協議や、

フランス某ファッションブランド(化粧品、香水、宝飾品と幅広く展開)と

NiKKi Fronが開発した新素材に関しての打合せを行いました。

 

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【写真: 顧問会計士オマール会計士(写真 右から2番目)らとの協議】

 

Blanc Bijouはフランス語で「白い宝石」という意味であり、

NiKKi Fronが半世紀にわたり、時代に応じて最先端工業分野に

適用してきた特殊な樹脂(フッ素樹脂の最高品種)の

まだ活用しきれていない特性と潜在的な価値(経年により

劣化しない白さ、温かみと心地よい肌触りをもった質感、

通常樹脂の3倍ある量感)に注目して、工業素材から

感性に訴える素材として新規市場を創出するために、

弊社社長春日が前職時代に4年間駐在した仏国に

コンセプトプロダクトとして2年前に設立しました。

Blanc Bijouは、【希少な、鉱石からうまれた永遠の白さを持つ

特別なプラスチック】といったキャッチフレーズをもつ、

NiKKi Fronが従来の最先端工業グレードよりもさらに最上位の

特別グレードとして独自で開発した素材を採用しており、

全く新しい用途開発となります。今後、CFRP事業とならび

弊社の重要な新規事業として展開して参ります。

リヨンにおいては、弊社のアライアンス企業であり

世界的にも突出したCFRP成形加工技術を有する、

RocTool社のAlex Guichard社長、Carbon Forge社の

Vincent Duqueine社長を訪問し、今後のCFRP事業の

展開についての協議を行いました。

 

イギリスでは、機能素材として注目度がより一層高まっている

PEEK素材のフロントランナーであるVictrex plcの

ブラックプール本社を訪問し、今後の欧州ビジネスの

展開について協議を行い、工場見学をさせていただきました。

 

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【写真: Victrex社工場前にて(左より、弊社社長春日、

テクニカルディレクターJohn Grasmader氏)】

 

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【写真: 弊社新素材サンプルの説明風景

(左より、弊社社長春日、東京支社ディレクターMark Maddern氏、

テクニカルディレクターJohn Grasmader氏)】

 

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【写真: Victrex社工場前にて

(左より、東京支社ディレクターMark Maddern氏、弊社社長春日、

テクニカルディレクターJohn Grasmader氏、

オペレーションマネジャーAndy Morton氏)】

 

ケンブリッジではUVインクジェット技術のパイオニアである

Inca Digital Printers LTDを訪問し、新素材のご紹介や

ディスカッションの後、工場見学をさせていただきました。

 

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【Inca社にてプレゼンテーションを行う、弊社社長春日】

 

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【Inca社にて弊社新素材のサンプル説明風景、

サンプルを手にとっているのが同社Stephen Tunnicliffe Wilson

R&Dディレクター(右より2番目)】

 

また、Inca社の尾本様からは事前にお時間を割いていただき、

ケンブリッジの街並みをご案内いただきました。

 

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【写真: ニュートンやダーウィンを輩出したケンブリッジ大学、

キングスカレッジの前で(左よりInca社尾本様、弊社社長春日)】

 

イギリスでの製造業2社の訪問をつうじ、欧州の経済的な中心である

イギリスのような先進国においても、特徴のあるものづくりを

創出することによって高付加価値のビジネスモデルを確立

することにより、新興国において製造に依存しすぎることなく、

成熟国においても自立していけるということを実感いたしました。

今後、弊社においてますます重要度が高まる欧州において、

弊社パリオフィスを拠点とし、そのビジネス展開を拡大すべく

注力して参りますので、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。